目から鱗・”雑念を取り去りたい?”簡単さ!
〖ご挨拶〗
年寄りはお節介です
傘寿間近い私もご多分に漏れず色々思いついては世に提供したがるのでした
そんな訳で、題記に関する論考により未来ある若い方々のお役に立てたなら本望です
〖先ずは結論〗
この文を{半眼}、つまり{薄目}で読んご覧なさいな、すると大方の人が余念なしで素直に頭へ入って来ましょう
はい、そうなのでした、ナゼそうなるのかを此れより順々と解いて参ります
〖仏像は〗
さて、仏像は全てが{半眼}ですが、ナゼだか分かりましょうか
逆に仁王像は大目を開けておりますね、このことにつき私たち生身の人でも言えますよ
〖怒り顔と笑顔〗
怒っている者は目を大きく開けておりましょうし、反対に優しい人は細めなのでありませんか
〖悪人と善人〗
なお、誤解を恐れずに言いますが悪意の強い人と善意が勝る人の目も同じことが言えるはずですよ、{そんな傾向がある}との注釈付きではありますがね
〖目に立つとは〗
そう言えば{目立つ、目立たぬ}との言葉がありますが、これにつき{目を見開かさせること}なのだと捉えれば得心できましょう
そうして、{控え目}はその逆だということに成るのではありませんか
〖目を閉じたなら〗
さて、今度は瞑目したなら一体どうなるかを探ってみましょう
考え事をする時には皆が目を閉じませんか、その方が思考に集中できるからですね
マブタを閉じるとは外界に関する感覚を遮断する意味合いがあるゆえのことにつき、言われてみれば納得できるはずですよ
〖瞑想とは言うが〗
なお、{雑念取りには瞑想が良い}とされていますが、目を瞑ってしまってはマズいのでありませんか、返って心神が鋭敏に成りやすいのですからね
しかも始めはそうであっても、その中に寝てしまったりしましょうから{雑念取り}には意外と不向きなのでした
〖ナゼ半眼にすると雑念が去るのか〗
さー、色々と挙げて参りましたが{ナゼ薄目にすると雑念が出にくいのか}につき、何となく分かって来たのではないでしょうか
はい、それは{動物的感性}が鈍くなるからなのですよ
つまりマブタは視力と直結している感情を制御するので、それを閉じかけることにより{雑念}と距離を置けるようになるのでした
〖心を落ち着けたい時は〗
さて、纏めです
「先ず心を落ち着けよう」と思う時には{薄目、半眼}にしてみて下さいな、必ず効きましょう
〖標語〗
※“雑念除去には{薄目}が効果大”