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新しいものだけに関心をもってしまうのはキケン?

こんにちは。今日は「新しいものだけに関心を持つのはキケン?」についてです。このように思い至ったのは「読書の歴史」にこのような一節があったからです。

新しいものだけに関心を持って過去の記憶には目もくれなくなってしまうのです。
アルベルト・マングェル著/読書の歴史 

本書を読んで、知らず知らずのうち新しいもの、最新のものがイイと思い込んでしまっていることに気がつきました。

例えば、ネットで何かを検索するときほとんどの場合、最近、更新された最新情報から読みはじめている自分がいるんですね。

最新の内容とは、言い換えると「いま取り組んでいること、挑戦していること」でもあるので、どーしてもそこに目がいきがちです。

どうやらぼくらは、最新のものに興味や関心が湧きやすいようなのです。

▲ネットと本▼

ネットと本で例えてみると、このようなことが考えられそうです。

ネットは最新情報をすぐ更新できますが、本はそうはいきません。つまり、ネットの情報は新しくって本は古いと思われれている。しかし、それは「情報」という同じ舞台でみるからなのかもしれないのです。

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アルベルト・マングェルは、本とネットは敵対関係ではなく理想としては机で並んでいる状態がいいと言っています。つまり、役割が異なるということです。

新しいものを支えているのは、今までの歴史があるからです。いまある新しいものを見て、過去を振り返ることができたらより思慮深くなります。

思慮深くなった方が、本を読んでも映画を見ても、断然おもしろくなりますよね。そこに込められているメッセージに気がつくことが出来ますから。

ということで、今日はアルベルト・マングェルの本から気がついたことを綴りました。

それでは良い土曜日を。