パスポート以外の身分証明書としても。国外運転免許証を知っていますか？

海外に長期滞在する際、パスポート以外にどんな身分証明書を準備していますか？

学生証などあればいいのですが、大人は悩みどころかと。私はいつも国外運転免許証（国際運転免許証）を持参しています。

国外運転免許証（国際運転免許証）とは

ジュネーブ条約加盟国で有効な運転免許証です。

参考：外務省HP
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/kaigai/licence/index.html

アメリカやイギリスなどの加盟国では、この国外運転免許証を所持していれば運転が可能です。実際、私はこの国外運転免許証をつかってフィジーでレンタカーを借り、運転していました。

「運転なんてしないし」という方も多いでしょうが、パスポートの盗難、紛失に備えて念のために持っておくなら、各都道府県警が発行する公的証明書である、国外運転免許証がいちばん取得しやすく、世界的にも効力を有するのではないかと思います。

国外運転免許証は免許センターなどで取得できる

国外運転免許証は、日本の免許を取得する際に利用する運転免許試験場や免許更新センターで申請・取得できます。

場所によって後日交付、即日交付の違いがあるので、どこが即日交付かなどの情報は、お住まいの（正確には、住民票のある）都道府県警の免許更新センターなどを確認してみてください。

「東京　国外運転免許証」などのキーワードで検索すると、お住まいの自治体での取得方法がわかります。

国外運転免許証の取得に必要なものは？

東京都の場合、国外運転免許証の取得には、以下の書類等を持参する必要があります。

【持参物】
・日本の運転免許証
・写真（縦4.5センチメートル×横3.5センチメートル）
・パスポート
・手数料2,350円
・（あれば）古い運転免許証

参考：警視庁HP
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/menkyo/menkyo/kokugai/kokugai01.html

ちなみに、埼玉県などでは、スピード写真は切り離して持参してはいけません。これは、撮影が6ヶ月以内に行われたか確認するための処置（スピード写真は撮影日が枠外に明記されているので）。安上がりにしようと、自宅で撮影した写真を持参すると面倒なので、お金はかかりますがスピード写真を切り離さずに持って行くのが良いかと思います。

また、原則現金不可（カードやQRコード決済のみ対応）の自治体もあるので、その点も要確認です。

私は埼玉県の再交付・国外運転免許センター（最寄り：大宮駅）で即日交付の手続きをしたのですが、だいたい30分くらいでできました。

ただ、ここは免許を紛失してしまった人の即日交付なども行なっているので、混雑する時期だともっと時間がかかると思います。余裕を持って行かれることをおすすめします。

意外と国外運転免許証の存在を知らない方もいるな……と感じたので、概要をご紹介しました。

何かあった時の保険は多いに越したことはないので、取得も検討してみてください！