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Vol.10 職場活性化、そして生産性・収益を高める組織へ

今回は、「新しい原田メソッド」ともいうべき、「働きがいと生産性を共に高めるシステム」について、ご説明させていただきたいと思います。

職場でのトラブルのほとんどが、人間関係の不具合によるものです。お仕事をされている読者の皆さま方にも、何か似たようなご経験がおありかもしれません。

日本では、「景気の不安定感」が語られるようになった2002年ごろから、職場でのトラブルや嫌がらせ、ハラスメントの問題が表面化してきました。人間関係の不具合が原因で心の病になり、仕事を休まざるを得ない社会人の数も年々増加傾向にあります。発表されている数字は氷山の一角で、実際の数はもっと多いだろう、という声もあります。

仕事にやりがいを感じられず、常に誰かからの不当なプレッシャーを感じながら、実力を発揮することは、まず不可能です。自分が所属している職場に対する愛着も、湧いてこないでしょう。何のために仕事をしているのかわからなくなり、やる気が失せ、目の前の自分の最低限の役割さえ果たしておけばいいじゃないか、という心理が起こります。
同じ職場で同じ目的を持ち働いているはずが、心の中ではお互いに疑心暗鬼で、責任を取らされ責められることがないように、多くの社員が一歩後ろに下がった状態で仕事をしているのです。
  
このような状態を脱却し、社員が強みや独創性を発揮し、お互いがそれを認め合い支え合う集団になれば、生産性が高まり、収益を上げることができる、という仮定を立てました。
  
弊社は、現代社会の事象分析と、人間の心について研究を重ねた結果、
1. 「社員一人ひとりの心の状態をグラフにし、数字としてみることができる方法」
2. 「職場全体の状態をグラフにし、数字としてみることができる方法」
3. 「社員一人ひとりに、的確なアドバイスを行い、心を元気にする方法」
4. 「その結果、職場全体の雰囲気を活性化する方法」
5. 「職場を活性化することで、生産性を高め収益を高める方法」

この5つの方法を、ひとつのシステムとして構築することに成功しました。
それが、今回の「働きがいと生産性を同時に高めるメソッド」です。
このメソッドは、誰が仕事をきっちりとしているか、といったような、短絡的な「人事評価」の方法として用いることを目的としているのではありません。「原田メソッド」の理念、「未来を切り開く自立型人間を育成し、日本の再興に貢献する」ことを目的として作られたものです。

したがって、このシステムをぜひ採用したい、という企業の方々には、まずその点をしっかりと理解していただくことが必要です。
「社員一人ひとりの、かけがえのない人生の、さらなる幸せのために」
これが、数値化し、グラフとして目に見える形で社員一人ひとりの心の状態を把握することの、最大の、そして唯一の目的です。本気で社員の幸せを考えてくださる上司や社長様ならご理解いただけるはずです。

社員一人ひとりの心の状態がわかれば、その状態ごとに、指導的立場にある者が的確なアドバイスを行います。このアドバイスの方法には、一定のルールがあります。トレーニングを積めば臨機応変に声掛け・対処行動が取れるようになります。
社員一人ひとりの心の状態が安定してくると、適材適所での仕事に自ら進んで積極的に取り組むようになります。お互いを助け合い、目的に向かうパワーがわいてきます。その結果、生産性が高まり、収益があがるのです。

一人ひとりのよりよい人生のために、そして日本を元気にし、再興させるために。私の理念は決して揺らぐことはありません。
厳しい時代だからこそ、チャレンジし続けます。ありがとうございました。

(感謝・原田隆史)2009年1月27日発行

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