感想
今日は感想です(2023/04/16)
いつものようにスタバで本を読んでいました。外山滋比古さんの「忘却の整理学」です。
人の能力の一つに忘れることができるというのがあります。
この機能がなかったら、おそらく新しく覚えることができなくなります。
覚えてばっかりの頭でっかちが、優等生ということに世間ではなっていますが、果たしてほんとだろうかと思います。
確かに多くを記憶できればテストは上々に終われるので、東大でもどこでも入れるかもしれませんよね。
でも、人生においては、記憶はそれほど必要ではなく、忘れることでいろんなことが楽になるのは周知の事実です。
嫌なことはできれば早く忘れて安心したいのが人の欲求だと思うのです。
記念日とか覚えておられたら、ぼくは面倒だなって思うタイプです。
そんな時は記録しておけばいいのです。
最近は携帯にほとんど記録できます。
物事を忘れても、検索すれば出てくるのですから、わざわざ覚えておく必要はないと思うのです。
本の頁に写真にあるような言葉が書かれていました。
英国の詩人のウィリアムブレイクが書いたものらしいです。
朝、考え
昼は、はたらき
夕方に食し
夜は眠れ
いい言葉じゃないですか
夜にちゃんと眠ると頭に記憶された多くのことが整理されて、忘れることができるということです。
そして、朝一番には「考える」ということが可能となり、新しい発見をしたり、研究の成果が上がったり、仕事の企画ができたりするのです。
人がスマホだけを見て生活すると、考えるといことがなくなります。
情報過多になって、情報ばかりが頭に入って記憶されてしまうからです。
だから考えられなくなるのです。
ぼくが散歩するのは、頭を空っぽにして、考える時間を作るためかもしれません。
人は一度忘れて気持ちを整理し、新たに考えて前に進む。
これがいいなと思うのです。
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