働き甲斐というスパイス
人材不足により新卒採用や転職者がでないような
取り組みが求められています。
その中のひとつが働き甲斐です。
働き甲斐といっても人によって様々です。
お金であったり、スキルアップであったり、お客様からの感謝であったり。確かにこれらのものが得られるに越したことはありません。
でも、大多数の人は本当は働き甲斐など求めていません。
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大多数の人が求めているのは
『働き甲斐』ではなく『働きたくない』だからです。
仮に世の中や人のためになりたいのであれば
それを仕事で達成する必要はありません。
他人からの感謝であればボランティアなどをすることでも
受け取ることはできます。
また、働き甲斐=お金であれば副業をすることで得られます。
スキルアップであれば資格取得などがあります。
しかし、それを自ら動いて獲得しようとしません。
それは本当に自分がたいして欲していないものだからです。
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そもそも人間は働くのが嫌いな生き物です。
勉強が好きな人が少ないように、走るのが好きな人が少ないように・・・
働くことが好きな人も極めて少数です。
走ることが嫌いな人の趣味をランニングに変えることなどできません。
できるのは嫌々ながらも走ることを強制させることぐらいです。
つまり、働き甲斐なんてものは嫌いなものを食べるときに
マヨネーズやケチャップをかけて味を誤魔化すスパイスのようなものです。
でも、働き甲斐を求める人は仕事を好きにして欲しいと望んでいます。
しかし、それはないものねだりです。
それでも働き甲斐を得るための最短の方法は仕事を得意にすることです。
そのことで周りに褒めてもらえることで承認欲求を満たすことができます。
お金も得ることもできるでしょう。
しかし、それは他人や会社から与えてもらうことではないのです。
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