古材を製材してみた結果、こうなりました。
前回、「古民家から床材を引き取ってきたので製材してみます」という話をしました。今回はその続編です。前回の記事はこちら↓
引き取ってきた古材を
・製材(カンナがけ)したらどうなるか
・塗装してみたらどうなるか
を載せています。「ついでに他の古材もカンナがけしてみよう!」と思い至り、200年前の栗の木材(店舗古民家の床板だったもの。かなり貴重)も製材しています。
なので、今回の記事は、かなり写真多めです(汗)。色々試してみた結果を包み隠さず、そのまま載せているので、ぜひ参考にしてみてください!
⚪︎使った機材と材料はこちら
今回使用している機材はこれです↓
本来は業務用のプレーナーだったりが望ましいです。電動カンナだと、カンナがけできる幅が狭すぎるので、どうしてもカンナの跡が残りやすいし、厚みも均一になりにくい。。。
ですが、今あるリソースだとなかなか難しいので、今回はこれでやってみました。業務用の前に、makitaから出ている、プレーナーを購入して次はやってみようと思います(早く用意しよ。。😭)。
塗料関係は蜜蝋ワックスと、オイルを使っています↓
もともとは囲炉裏で使用されていた艶のある古材をみて「こんな感じに製材して艶を出したい」と大工さんに相談してみたら、「蜜蝋ワックス使ってみたら??」とアドバイスをもらい、そのまま即実践しました。何事も、アドバイスをもらった「まずはそのままやる」のが基本中の基本です。
ワトコオイルはよく使うため、常にストックしているので、せっかくなので使用しました。
⚪︎結果
こちらが結果になります↓写真が連続で続きます!!
⚪︎ワックス塗装とオイル塗装の違い
共通するのは、製材すると古材の表情が全くの別物になるということ、そしてオイル塗装の方が濃く、ワックス塗装の方がより無塗装に近い、サラッとした仕上がりになります。
◯オイル塗装
・木材の維管束にまで浸透するので、木目がはっきりと浮かび上がる。
・ウレタン塗料とは違い、木表面に膜を作らないので、木の質感を楽しめる(ウレタン塗料はツルッとします)。
・日焼けしやすいので、無垢材ならではの経年変化が楽しめる。
◯ワックス塗装
・オイル塗装同様、ウレタン塗装とは違い、膜を作らないので、木の質感を楽しめる。
・オイル塗装とは違い、中まで浸透せずに、木の表面に留まり汚れを防ぐので、濡れ色にならずに無塗装に近い、サラッとした仕上がりになる。
特徴をそれぞれ挙げると、こんな感じでしょうか🤔どちらも保護剤としての役割なので、年に1回は再塗装することが推奨されています。
個人的には、はっきりと木目が浮かび上がるオイル塗装が好きです😂ただ、今回に限っては、栗の木材は色が濃く出過ぎるので、ワックス塗装の方が好きですね。
まとめ
今回は製材・ワックス塗装・オイル塗装の3つをやってみました。他にも色々試してみますが、看板用には十分使えるなと思います。
5月に看板作成のワークショップをやるとのことで、既に依頼はもらっていまして、サイズや色味など後日詳細を詰めていく段階です🤔
あと、材料がなくて、絶賛品切れ中だったワンプレート皿。製材した古材なら作れるなと思いました🤔↓
以前は、建築現場で余った集成材をアップサイクルして作っていました。ただ、今回は無垢材なので、水洗いしすぎると盛大に反り返ってきます😅なので、こまめに手入れをしてもらうか、アルコールを少し染み込ませたタオルで拭き取るなど。。。
購入してくれた方はメンテナンスに気を遣うことになりますが、古材ならではの木っぽさを活かしたまま、作成したら面白いんじゃないかなと思ってます🤔
この辺も、後日やってみてまた記事にしていきます!お楽しみに!!