マットな金属や白い磁器は比較的容易。しかしレンズなどの反射の多い素材や黒い光物は難儀。
こんにちは。原です。
このマットなナイフと白い磁器。
綺麗に撮れてると上手くなった気がします。でもこれ、おそらく撮影が安易な被写体ベスト10ぐらいな話。
反射角に映り込む光源を用意してディフューズさせれば比較的簡単に撮影できます。
逆に、金属や漆塗りの商品は機材とライティングのスキルが顕著に出てしまう被写体。ピカピカなメッキ加工された物や、レンズの様に映り込みが多い被写体を綺麗に撮影するには、それなりのスキルが必要です。
スタジオでの経験や、身につけたスキル。今までは門外不出。と思っていましたが、そんなこと言ってるうちに結構いい年になってきてしまいました。
もちろんスタジオでバリバリ広告写真をやっている方もおられるでしょうし、方法論はいくらでもあると思います。
僕は僕なりの撮影方法を模索してきました。
通っていたスタジオの方々にも敬意を払い、一般にもそれなりに撮影方法をオープンにしても良いのでは無いかと考えました。
上から目線でなく、実感として業界全体の希釈化が進んでいる気がしてなりません。
広く浅くデジタルカメラが普及して、世の中には写真が溢れかえっています。
でも本当に使えるスキル、商品撮影のクオリティーがかなり下がっている様に思えます。一線級でバリバリやっている方超ハイクオリティーな撮影を行っている方々と、そうで無い方、中間がなく二極化が進んでいる様に思えます。
超一流には及ばないものの、でもそれなりにスキルアップにつながる方法はまだいくらでもあります。
そんなヒントになる様な撮影方法を参考までにオープンにしようと思いました。
今後少しずつオープンにしていき、どなたかの参考になればと思います。
ありがとうございました。