くじらのぷうぷう のこと
『くじらのぷうぷう』(はらまさかず・文、山本久美子・絵、イマジネイション・プラス)が8月31日に出版されます。
(イマジネイション・プラスさんのサイト)
2018年8月、鎌倉の由比ヶ浜に、生後6か月に満たない子くじらが打ち上げられました。そのお腹の中には、プラスチックごみがいっぱい。
この子くじらに、せめてお話のなかだけでも、楽しく生きてもらいたい。
それが、ぷうぷうのお話をつくったきっかけです。
(鎌倉市のプラスチックごみに関するサイト。打ち上げられた子くじらのショッキングな写真もあるので、ご注意ください)
海には無数のプラスチックごみがあり、海の生き物の生活を脅かしています。これを海洋プラスチックごみ問題といいます。
海洋プラスチックごみ問題をテーマにした絵本は数多く出版されています。それらの絵本では、問題の解決策として、プラスチックごみの清掃・回収や再利用をあげています。
それらはもちろん大切なことですが、それが根本的な解決策にはなりません。なぜならゴミの量が多すぎるからです。
プラスチックごみが海の生き物に影響及ぼし始めたのは、もう何十年も前からです。そして、ごみは今後も増え続け、いずれ魚の量を上回ると言われています。
(7月15日から上野の国立科学博物館で公開されている、30年前にくじらの中からみつかった海洋プラスチックごみ)
では、私たちは、この問題にどう向き合っていけばいいのでしょうか。
『くじらのぷうぷう』で、私なりの答えを描いてみました。
みなさん、ぜひ、ぷうぷうのお友達になってください!
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