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うっかりした(140字小説*1)

山菜蕎麦が運ばれてきたとき、僕はうっかりビールの入ったグラスを倒してしまった。拭いてくれたお店の人に礼を言い、山菜蕎麦を食べようとすると、「クスクス」と笑い声がした。山菜蕎麦の椎茸だ。そうか、山菜蕎麦には椎茸がついてくるのだ。椎茸が食べられないのに、僕はまたうっかりしてしまった。

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