にんじんはタ○ンワークで包め!〜鮮度バツグン保存術〜
ここぞという特売の日に買った野菜、使いきらずに捨てていませんか? 長持ち保存法を教えます。
家に常備しておくと重宝する野菜と言えばやっぱり、キャベツ、玉ねぎ、ジャガイモ、そして、にんじん。使い勝手のよさ、用途の多さは異存のないところだと思う。でも、ついつい冷蔵庫の野菜室の奥の方で、シワッシワにしなびたにんじんを発見してゲンナリしていたりしませんか?
我が家では購入時に(主に奥さんが)せっせと一手間かけて冷蔵庫に入れているおかげで、そりゃあもうびっくりするぐらい、にんじんが長持ちする。大したことじゃないけど、毎回まめにこの処理をするかどうかで保存期間がぜーんぜん違ってくるので、ぜひ皆さんにも実践してもらえたらなあと思う。
「タウン○ーク3枚で包むねん」
力強く、自信に満ちあふれた声で奥さんはそう言った。なんでも、スーパーの出口近くの棚に置かれている求人関係のフリーペーパー。あれがサイズや紙の質的にちょうどいいらしい。ふだんから定期的に一部もらって来てはページを綴じているステープラ(ホッチキス)を外してストックしておくんだそう。まめー。
まず、にんじんのヘタの部分を切り取り、小さく切ったラップでフタをする。成長点をぶった切ることで、栄養分が葉や茎のほうに吸い取られないようにするねらいとのこと。理に適ってる。
さあ、ここで取り出だしまするは先ほどのタウンワー○。3枚を重ね、そのうち半分を水道水で湿して、濡れた側ににんじんを乗せて巻いていく。
乾いた側が外に出るように巻ければオーケー。このまま、束ねて購入時の袋に戻し入れ(ゆるく封をして内部の湿気を保つ)、できれば立てて冷凍庫の野菜室へ。こうするといつまでも張りがあって、えぐみや苦味も出てきにくい。この保存方法を導入するようになってから我が家ではにんじんが傷んで捨ててしまうことはほぼなくなった。
「○ウンワークの紙の厚みとサイズがちょうどいいねん。このために私はタウ○ワークの紙質がある日急に変わったりせえへんか、つねにチェックしてる」そう妻は胸を張った。
へえ〜、すごいね、いつどうやってこの方法を知ったの? そう聞くと妻はこともなげにこう答えた。
「スーパーでたまたま隣におった、おしゃべり好きの見知らぬおばちゃんが急に教えてくれてん」
そんなことある?
まあそれはともかく、最近皆さんいろいろ買い貯めとかなさっているところだとお察ししますが、ただまとめ買いするだけじゃなく、こんな節約術も身につけておくと、長期的な目で見たときかなりお得ですよ。
にんじんだけでできる「にんじんしりしり風」
もう一品欲しいなあってときにうちでよく作るのが沖縄料理のにんじんしりしり風。ほんとうは卵と一緒に炒めるんだけど、卵を省略。いわばにんじんのキンピラ。細切りにんじんをごま油と唐辛子で炒め、砂糖、酒、醤油、塩、みりんあたりで甘辛く味つけし、最後に白ゴマを和えます。
ちなみにうちでは鮮度が保てて表面に張りがあるあいだはにんじんの皮を向かないことにしています。それでなんら不都合なことはありません。
ジュール・ルナールもびっくりの簡単お惣菜。ぜひお試しあれ。
今、世の中が大変なことになっているせいで、スーパーの店頭から求人誌が瞬く間になくなっているようです。にんじんの保存ひとつとっても難儀する世の中になりましたね。とほほ。
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