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あおちゃん

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2021年2月の記事一覧

あおちゃんのお留守番



今日はさあやとのお出かけ。
愛猫あおちゃんはお留守番だ。

「あおちゃん、ひとりぼっちで寂しくないかな?」
さあやは心配みたい。
「そうだ!心配だったらさあ、スマホのアプリでオンラインにしとこうよ」
「えっ、どうするの?」
「僕のスマホを部屋全体が見渡せる…
あっ、ここにセットして。さあやのスマホと繋いでおくんだよ。リモート会議みたいなもんさ」
そして、僕らは出かけた。
さあやは心配でずっとス

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あおちゃん

猫の譲渡会に行った一週間後、猫ちゃんは我が家にやってきた。
猫ちゃんは、初めての家なのに、まるで我が家に帰ってきたかのように、さあやと遊んでいる。

ホント、大人しくて、おりこうさん。

「さあや、名前なんにしようか」
「そうね〜、キキかルルって可愛くない?」
「オトってのは」
「なんでオト?」
「おとなしいから」
「単純すぎるよ」
「やっぱ、キキかルルのどっちかがいいよ」

猫ちゃんはキョトンと

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現れた猫

さあやは、すっかり元気になっていた。
ただひとりだと頑張ってしまい、ブレーキが効かなくなる。

「しばらく、家でのんびりしないか」

そうは言ったが、ずっといて欲しかった。
僕はスケジュール帳に、さあやの誕生日に入籍と書いていたんだ。

さあやはしばらく迷ったが

「そうね。しばらく直樹の家でゆっくりするのもいいね」

やった!

さあやはクスッと笑った。
僕の心はさあやには丸見えなんだ。

夢に

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消えた猫

猫が足元に絡みつくようについてきた。
僕は猫が好きではない。
ああ鬱陶しい、まだついてくる。
家の前まできたらいつのまにか、姿を消した。
僕はせいせいした。
次の日も同じ猫がついてきた。
僕は走った。猫も走る。僕を追い越し家の前で姿を消した。
それからは、雨の日も風の日もついてきた。3ヶ月ほど経っただろうが、僕は猫を好きになっていた。恐る恐る頭を撫でようとすると、猫の後ろ足を踏んでしまった。
猫は

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