教員免許更新について
本日、教員免許を最初に取得してから10年経過したため
更新が必要になり、
免許更新の試験に
母校の愛知教育大学に行ってきました。
まず思ったのは、試験を受けにきている人の顔(表情)。
私は義務教育の現場から離れてもう6年ほど経過しましたが、
周りにきている人は現場で10年以上闘ってきている現役プレイヤー。
その表情、佇まい、威風堂々。
自信に満ち溢れた姿を見て、なんとなく敗北感を感じたことを否定できず。
置いてかれてしまった感覚にも陥りました。
しかし、私は私で、義務教育ではないところでの
「子どもたち」の教育に対して一意専心してきたので、
そちらの部分は誇らしくもありました。
勝ち負けではなく、すべては日本の未来の子どもたちのために
戦場が違うだけですからね。
子どもたちが生き生きとした姿で、また彩りある表情で
生きていける環境を創っていけたらいいなと思う次第です。
さて、教員免許更新講習の内容ですが、
やってみたから言うけど、“これ何の意味あんの?”
これが私の心の大半を占めております。
例えば、「保護者対応」の科目
Q:保護者と話をするときに適切な位置関係として正しいものを選びなさい。
A.正対 B.複数教員で挟む C.90度 D.保護者は上座
こんな問題出てますが、どう思います?(笑)
この問題を、現場経験を10年してきた人への試験として出して
どんな意味があるのでしょう?
Q:保護者からのクレームが増加してきたのは何年からか?
A.1990年代 B.2000年代 C.1980年代 D.2010年代
こんなのどうでもよくない?
時代背景を知った上で、今の対策などを考えることはしてもいいと思う。
だけどあえて試験の形にしてやることは
時間のムダ、人手のムダ、税金のムダ!!
(`・ω・´)「無駄無駄無駄無駄無駄!!」
多忙な教員に、時間とお金を浪費させるのはよくない。
それだったら少しでも休みをあげてほしいなと思います。
もしくは有益な方法を提供すべきでしょうね。
社会から浮き出てきた課題と、それに対する国の方策が
同じベクトルに向いてもらえるよう切に願うばかりです。
もちろんムダなものばかりではなく
発達障害児への学習支援、不登校に対する日常での予防と対策など
喫緊の内容については、タメになることもありましたが、
普段からアンテナを張っている方には目新しいことはなかったように思います。
教員がしている免許更新というところからも
日本の教育が世界に比べて遅れてしまっていることが臭ってきますね。
子どもたち一人一人の「個性」にフォーカスして教育が行われるよう
私は目の前の子どもたち、ママさんたちに対して、
真剣に向き合わせていただこうと改めて思いました。