025. “自分らしさ“の罠
「自分らしく」生きよう。
「自分らしく」働こう。
「自分らしく」選択しよう。
最近よく目にするフレーズです。
もちろんわたしも、自分らしく在りたい。
でも、「自分らしさ」って、なんですか?
「自分らしい」ってどういう状態?
これ、注意しないと、
気付かないうちに、
やらない言い訳に使ってしまったり、
いつもと違う選択ができなくなってしまうことがあります。
例えば、服を選ぶとき。
お洋服屋さんで見かけた、ピンクのスカートに、
わ!めっちゃかわいい!!と
ときめいた、とします。
店員さんが勧めてくれて、試着したら、
やっぱりめっちゃかわいい!
欲しい!
でも、、、
いつもわたしジーンズばっかりで、
スカートなんか、めったに着ないし。
ましてや、ピンクなんて、、
わたしらしくないんじゃないか。。
はい、ブッブーーーー
「自分らしさ」の履き違え発生!!
それから、他の服も見て。
かわいいかたちのセーター発見。
カラーバリエーションが豊富なのが売りらしい。
でもわたし、黒がいちばん似合うって、友だちからいつも褒められるもん。
黒がわたしらしいから、黒にする。
もし、他の色も勧められたのに、
黒しか無理だと思ってたら、
はい、ブッブーーーー
「自分らしさ」の履き違え発生!!
他にも例えば、
会社の上司のパワハラで、
もう無理、仕事辞めたい、自分のために辞めよう
と思って家族に伝えて、
「えー!昔から年上にかわいがられるの得意だったでしょ?そんな理由でやめるなんて、あなたらしくないわ」
なんて言われて、
確かに、、
わたしらしくないかもしれない。
柄にもないこと考えちゃって。
ダメなわたし。。
なんて、自分責めに走ったら、、
はい、ブッブーーーー
「自分らしさ」の履き違え発生!!
自分のときめきやワクワクを
「自分らしさ」を理由に
なかったことにしようとしたとき。
他にもたくさん選択肢があることを
知っているのに、それを検討することなく
「自分らしさ」を理由に
ひとつに決めてしまうとき。
自分の心が悲鳴を上げているのに、
「自分らしくないから」と
その感情に蓋をしたとき。
「自分らしさ」の取扱を間違えていないか、
もう一度、考えてみて欲しいのです。
ほんとうに
気をつけないと
「自分らしさ」をこじらせると、
チャレンジしない言い訳に使ってしまって、
自分を決めつけて、
枠の中に閉じ込めてしまって、
ほんとうの気持ちを見ないようにしてしまう。
なんかすごく、
やっかいなことになってしまうんです。
でも、「自分らしさ」で決めたと
本人が思っていたら、
そのやっかいさに気づけない。
だから、覚えてて欲しいのは、
「自分らしさ」が
自分の可能性を制限するものであるはずがない、
ということ。
身体の細胞も、心のコンディションも、
社会情勢も、環境も、
刻一刻と変わっていくのだから、
「自分らしさ」が変わるのは当たり前だということ。
「自分らしさ」は、自分の心が決めるものです。
「自分の心が変わること」
「自分らしさも変わること」を
許容してください。
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