005. 世界の優しさに触れた日
今日は朝から出かける用事があった。
いつもは歩いて駅まで行くのだけど、今日は帰りに買い物をしたかったので、自転車で行くことにした。
駅の駐輪場は1日100円。
駐輪場でモタモタするのが嫌なわたしは、自転車のときはいつも100円をポケットに入れてから出かける。
玄関の小銭入れから100円玉を出したところで、郵便が来ていることに気がついた。
どこからかな?と思いながら取り上げると、DMだ。帰ってからゆっくり見ようとそれを棚に置いた。
その後家を出て、自転車を出すとき、いつもの癖でポケットに100円玉が入っているかを確認する。
あれ?入れたと思ったのに。
ポケットに100円玉は入っていない。
たぶん、郵便を取り上げたときに、その辺にポンっと置いてしまったんだろう。
ありゃりゃ。
取りに戻ろうか?
うーん、面倒だし、電車に乗り遅れたくない。
今度はかごに入れたバックのお財布から100円出してポケットに入れ、そのまま出発した。
駅に着いてポケットから100円出す。
駐輪チケットを買い、自転車を止めて駅へ。
余裕で電車には間に合った。
ー
電車から降りて、目的地に向かってるところで、バックの中のスマホがブルブル震えていることに気づく。
電話かかってきた?とスマホを探してるうちに、電話はきれてしまった。
念のため、どこからかかってきたのか見てみる。
知らない番号。
携帯の番号ではない。
これもいつもの癖で、googleでその番号を検索する。
わお!
警察署の番号。
心当たりは全くない。
なにかあった?家族が事故したとか?
急にドキドキしはじめた。
用事をキャンセルして家に引き返そうか?
どうしよう?と自分に問いかける。
なんとなく「いやー、慌てることじゃないよー」と自分から返事が来たような気がして、とりあえず、目的地に行く前にカフェに寄って、コーヒーを飲んでホッとすることにした。(慌てた割にのんき。笑笑)
カフェでコーヒーを頼んで、財布を探す。
あれ?
ない。
ない。
ない。
財布がない。
あーーーーー!!
瞬時にさっきの電話の答えがわかった。
財布落として、拾われとる……
平常心を装い、支払いはpaypayにした。
席に座って、バックの中のものを全部出す。
やっぱり財布はない。
仕方ないので、さっきの番号に折り返し電話をかけた。
恐る恐る、財布が届いたんですか?と聞いたら、はい、当たり。
帰りに受け取る約束をして、電話を切った。
ー
それから普通に用事を済ませて、買い物して、地元の駅まで戻り、交番に行く。
交番に入るも、誰もいない。
そこに書かれているとおり、不在時の連絡先に電話をした。
管轄の警察署につながったみたいで、10分くらい待っているよう言われる。
交番に一人って落ち着かないな、と思いながら、スマホで漫画読んでたら、すぐお2人いらして。
その方たちと話してたら、もう2人戻っていらした。
結局、わたしが財布を受け取るためだけに、警察官の方が4人がかりで、手続きをしてくれた。
渡してくれたわたしの財布の中身は、朝見たときのまま。
落としました、と、受け取りました、の書類を書いて、お財布は無事、元どおり戻ってきた。
御礼を言って、深くお辞儀して、交番をあとにするわたし。
自転車乗って、買い物して、家に帰った。
ちゃんちゃん。
ー
ちょっとー!なに??
この平和!!
すごくないですか?
財布落としたって、なかなかの一大事でしょ?普通!
あ、落としとったー
あ、見つかったー
その間、2分くらい。笑
いや、たぶん、朝、家に100円取りに戻ってたら、財布は落としてなかったはずなんです。そしたら、バック開けてないから。
でも、ほんと良い方が拾って届けてくださって、そのまま戻ってきたし。
今の時代、財布なくても、電子マネーで買い物できるし。
なんかほんとに、世界は優しいーーー!!
これをわたしに実感させるために起こったのかな?と思うくらい、ありがたい一日でした。
今日関わってくださった方全員に、感謝を伝えたい!!
ありがとうございました!!
最後まで読んでくださって、ありがとうございます♡ あなたにサポートしていただけるなんて、めちゃくちゃ光栄で幸せです。 幸せにしてくれて、ありがとう! この幸せをnoteに循環させます!