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【ボイトレ(理論と実践)編】『ブルルルル〜』と『トゥルルルル〜』
今日のお話。
今日は『リップロール』と『タングトリル』と言うトレーニング。
この2つのトレーニングは、発声の基本が詰まった単純だけど効果あるトレーニングです😉
お遊びで子供の頃にやっていたこともある方がいらっしゃるかもしれません。
この2つのトレーニングで得られるのは
◎顔周り、表情筋の緊張をほぐす効果✨
◎腹式呼吸の習得に一役かう✨
◎音程のコントロールに一役かう✨
◎声帯のコントロール(地声と裏声の往来)✨
◎舌の脱力(※タングトリル)✨
です。
上記に記した効果を得る為の他のトレーニング方法もありますが、初心者の方には『リップロール』『タングトリル』がトライしやすいトレーニングです。
それでは実際どのようにトレーニングすれば良いのかスタートです🌈
◎『リップロール』
リップロールは上下の唇💋を合わせて震わせながら「ブルルルル〜」と音を出すトレーニングです。
最初は一定の高さの音を出し続けてみて、ある程度安定して継続できるようになったら、今度は低音から高音までを行ったり来たりしてみましょう。
このリップロールは音を出す時に力んだり無理矢理力で行おうとすると、上下の唇が震わせられなかったり、振動してもすぐに止まってしまうので、以前にもお話したように特に顔周り首周り『僧帽筋』に力が入っていないか確認しながらスタートしてみてください。
※『僧帽筋』に手を当てながら行うとよいです。
目標はスムーズに低音から高音までを往来できるようになることです。
これができるようになると、知らない間に鍛えられている器官があるので後々驚きますよ😲
◎『タングトリル』
タングトリルはリップロールとほぼ同じ効果をもたらしますが、効果の違いは「舌の脱力」が加わります。
歌を歌う時、舌👅の滑らかな動きが滑舌の良さへと繋がります。
タングトリルは舌を巻きながら「トゥルルルル〜」と音を出すトレーニングです。
トレーニング方法はリップロールと同じです。
一定の音を継続して出せるようになること。
低音から高音までをスムーズに往来できるようになることです。
ただ、このタングトリルは生まれつきの舌の厚みや長さが影響して全くできない方もおられます。
しかし、落ち込んだりガッカリすることはありません😁
あくまでも舌👅の脱力のトレーニングの一つなので、他の舌の脱力方法を行えばokなのでございます👍
その方法は
①「アッカンベー」をするように舌を出せるだけだします。(この時、舌👅に力が入っていることを確認しましょう)
②次に出した舌👅を口に戻します。(戻す時、舌の力を抜きながら一気に戻します)
これを数回繰り返していきましょう。
★まとめ
今日ご紹介した『リップロール』『タングトリル』は初心者の方は勿論、プロの方も事前のウォーミングアップに使う古典的ですが優れたトレーニングです💪💪
是非、発声前や歌う前に無理せず楽しみながら行ってみてください☺️
今日のお話はおしまい。