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西洋人すべてが英語を話すとは限らない。
筆者が日本の製パン工場で初めて日系ブラジル人達と一緒に仕事をしていた時、日本語以外に英語で話しかけたことがありました。ブラジル人がポルトガル語を話すことは知っていました。ポルトガル語が英語と同じアルファベットを使う(実際は完全に同じではない)ことや、英語はどこの国でも基礎くらいは学校で勉強するはずだから多少の会話くらいできると思っていました。しかし、挨拶以上の会話を英語ですることはできませんでした。
これは、同じ漢字を使用する国や地域では漢字の意味や発音が違うケースがあるのと同じです。日本語の愛人、手紙、湯などは中国語(普通語)でそれぞれ、妻(夫を含む配偶者)、トイレットペーパー、スープの意味になり日本語とは真逆の意味や別の意味になります。
又、北京語(普通語)では香港はホンコンと発音されず、焼売やワンタン(雲呑,餛飩)なども北京語の発音とは違います。
繁体字と簡体字の区別もあり、台湾や香港で使用される繁体字の「機」や「醫」は中国本土で使用される普通語(北京語)の簡体字ではそれぞれ「机」「医」と表記されます。
英語が母語の国でも大都市では英語が伝わりにくい場合があります。
ロンドンのヒースロー空港からタクシーを拾った時、タクシードライバーの英語が独特で理解し難い時がありました。30をサーステイと言えず(本人は言ってるつもりかもしれませんが・・・)タルティーと言い、スリーゼロ?と確認するとトゥリーゼロ、と回答してきました(thの発音が独特でした)。
理解が難しい場合、一番良い確認方法はメモ紙などに書いてやり取りをすることです。19と90ではその差は大きいです。
英語を話す国だからといって、そこに住んでいる住人全てが英語を話すとは限りません。