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椅子から落下(育児日記)

子どもは行動範囲が広くなるにつれて心配事が増えます。

生まれたばかりの子は全然移動しないので、楽でした。
寝返りができるようになると、心配事が増えました。
ハイハイができるようになると、心配事が増えました。
歩けるようになると、心配事が増えました。

元気になればなるほど、心配事が増えます。


最近息子は椅子に登るようになりました。
で、立ちます。
危なっかしいです。
椅子に立つと、今まで届かなかった所に手が届くようになって、息子は嬉しいし楽しいのでしょう。
しかし大人からすると、ここなら手が届くまい、という範囲がどんどん少なくなり困ります。
というかマジで危なっかしいです。

立つのは見るからに危なっかしいので、座ってるだけなら危なくないように見えてしまいます。
でも座るだけでも危ないです。

まず椅子の高さが、息子がギリギリなんとか登れる高さですので、登るだけで危なっかしいです。
そんなところ、立とうが座ろうが、いるだけで危ないのです。
でも立っているところを見慣れてくると、座ってることは気にならなくなってきます。

慣れは本当に危険です。


先日、いつものように息子は椅子に座っていました。
僕も妻も完全に息子から目を離します。
立ったら目を離しませんが、座ったら別に危なく見えないのです。
いつも通りだから、なんの心配もしていないのです。
というか引き剥がしても引き剥がしてもすぐ登るので、もういーやとなってしまいます。

で、急に『ゴツン』というにぶい音がして音の方を見ると、息子が頭を押さえて泣き出しました。

椅子から落ちやがった。
そんな登ったり降りたり、立ったり座ったりしてたらいつか落ちるんじゃないかって思ってはいましたが、本当に落ちてしまいました。
椅子周りのオモチャを片付けておいてよかった。

しかしそんな音がして大泣きすれば、最悪の場合ヤバいです。
まず僕が最初に心配したのは首です。
変な角度で首を痛めてしまうと、下手すると命に関わります。
でも元気に泣いているのでまぁ大丈夫そうです。

次に心配したのは後頭部などを激しく打っていないかです。
これはすぐにはわかりません。
頭を強打した場合は数時間後に症状が出ることもあるとか。
判断基準がわかりません。

それともう1つ心配したのが、手足や肩の骨折です。
これは泣いてる息子を抱っこして、体を触ってみます。
異常に腫れているところはないか、触ると激しく泣くようなところはないか、確認します。
実際に骨折したらどうなるかを知らないのですが、いつもと変わりなさそうだからたぶん大丈夫です。

とりあえず大丈夫そうに見えました。

椅子から落ちておそらく頭を打っていますから、そうとう痛かったのだと思います。
今までにないくらい泣いていました。

抱っこして落ち着かせますが、ひどく泣きじゃくります。
そして少しずつ落ち着き始め、そのまま寝ました。

…おーい、まだこれからミルクありますけどー。
お薬入のミルクだから飲んでほしいんですけどー。
歯もみがいてませんがー。
寝ちゃうんですかー?

泣いて泣きつかれて寝る。
可愛いもんです。

息子を寝かせて、しばらくしてから様子を見てみました。
気持ちよさそうな顔で、お腹を上下に揺らしていました。

まぁこんだけ気持ちよさそうに寝てるなら、たぶん大丈夫でしょう。
と思いました。


これで椅子に登ると危ないって覚えてくれるといいんですけどね。
でもこういう失敗は何度も繰り返すんでしょうね。
翌日も当たり前のように椅子に登っていました。
1回じゃ覚えないよな。
いろんなところに頭をぶつけて痛い思いしていっぱい泣くんでしょうね。
頑張れ息子。
変な怪我だけはするなよ。

(夫)


息子にとっては遊びでも困ることが、その時その時であります。
今の椅子登りブームは危ないから困る。
少し前はサークルを動かすブームがありました。
これは、愛犬も使うサークルなので、愛犬が危なくて本当困りました。
だけど、思えば最近はサークル全然動かさないです。
椅子は使い勝手悪いですが、食事時以外は紐で机に固定して動かせなくしました。
息子は動かない椅子に興味を失ったようです。
ひとまず安心。次は紐を外せるようになりそうだけど…

(妻)

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