見出し画像

職業に貴賎なし?

職業に貴賎なし、という言葉があります。

よく、これで平民同士で議論になりますよね。

正しい意味は、

「職業によって、人格に貴賎はない」です。

もっと言うと、

「職業には貴賤はあるが、それをする人間には貴賤はなく平等である」という意味です。

この言葉は、江戸時代の学者、石田梅岩が言ったものですが、

当時、職業は世襲制だったのですね。

なので、職業は本人の意思でどうこうできるものではなかったのです。

石田は「自分の意志ではどうにもならない職業によって、その人の貴賤が決まったのではたまったものではない。人は皆、同じ価値を持つ人間なんだ。」ということを主張したのです。

全国初の「17歳の大学生」になったが…早熟だった「物理の天才」が、いまトレーラー運転手として働くワケ
「世の中にはプロを目指してもなれない人はいる」

激レアさんに出てた方ですよね。アインシュタインと菅原文太を尊敬してて、トラックの運転手も憧れの夢の一つだったとか。本人的にはもっと後の人生で、と考えていたようだけど。でも教習所に通わず、息子のおもちゃのトラックでタイヤの動きを研究して、一回で大型免許取得。やっぱ賢い人は発想が違いますよね。

ただ、お金が原因で諦めるって悲しいねですよね。

我が家の次男も、東大に行き、大学院に行きましたが、大学の研究に残るようにしつこく勧められていたようです。結局のところ、給料の安さと、時間無制限の労働には納得いかず、大手企業の研究室に就職しました。

まだ、うちの息子は日本にいるが、本当の優秀な研究者はみな海外へ行ってしまう。

ノーベル賞の日本人を見たらわかりますよね。日本人ですが、皆さん海外の大学の研究者です。

日本という国は、研究したいという人たちには、仕事しずらい環境なのかもしれません。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?