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怒れなくなったアナタへ—

最近、怒らなくなった。


昔はもっと、
「そんなのズルい!」とか、
「私はこうしたい!」とか、
ちゃんと声に出せていた気がするのに。

今は、何かあっても、
「まあ、いいか」
「ここで言っても変わらないし」
「私が大人になれば丸く収まる」
そんな風に、自分の気持ちをそっと飲み込んでしまう。

怒ることを忘れたわけじゃない。
ただ、怒らないほうが「楽」だった。
怒らないほうが「平和」だった。
怒らないほうが「いい人」でいられた。

でもね、心の奥で小さくつぶやく声がする。
「本当に、それでいいの?」って。


心の奥でつぶやくアナタは
本当は怒りたかったのを
我慢してきていたのではないですか?

  • 長年の経験で「怒ると面倒になる」と学習してしまった。

  • 家庭(母・妻・娘として)の役割の中で、自分より周囲を優先してきた。

  • 職場で「感情的にならない人」が評価される風潮。

  • 「穏やかな人」と思われたくて、怒ることを封印してしまった。

それが重なって
人に甘えられなくなったり、
もっと頑張らないとって自分を責めたり
してしまっていませんか?

そうして
苦しくなっていませんか?


怒りって、本当は大切なもの。
「ここまでが私の大事な領域」って教えてくれるもの。
「これはイヤだよ」って伝えるための、
心のSOSみたいなもの。

ずっと飲み込んできたら、
それは少しずつ、心の中に積もって、
気づいたときには疲れやモヤモヤになって、
ため息になって、
なんとなく「生きづらいな」って思う原因になってるのかもしれない。


だから、もうちょっとだけ、
怒ってもいいんだよ。

「私は、イヤだ」
「こうしたい」
「それはちょっと違うと思う」

そんな風に、自分の本当の気持ちを、
少しずつ、言葉にしてみてもいい。

いきなり大声で怒る必要はないし、
ケンカしろというわけじゃない。

ただ、自分の気持ちを、
もう少しだけ大切にしてあげる。

「怒る」って、
誰かとぶつかるためのものじゃなくて、
「私は、こう感じてるよ」って伝えるためのもの。

はじめは難しいかもしれない。

「怒ってもいい」
怒る自分がいるのに
まず自分で気づいてあげよう。


ずっと我慢してきたのなら、
少しずつ、少しずつ、
怒ってもいい自分に戻っていけばいい。

我慢しすぎなくていい。
自分を大切にするために、
もうちょっとだけ、正直になってみよう。

「怒ってるんだね」
「怒る気持ち、わかるよ」
と、自分に声をかけてみて。

それだけで、きっと、心が軽くなるから。


価値観発掘アドバイザー 上原理恵子でした。

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