【チームat大公開〜動画クリエイター菅野沙紀さん〜】『博多のアップルパイ』みたいなお二人
今回より、チームatのパートナーさんにマイクを向けてみました!atのお仕事は、お客さんの想いをカタチにできる、たくさんのパートナーさんが支えてくれています。第一弾は、動画クリエイターの菅野さんです!
(1)菅野さんについてお聞きします
ーはじめまして!まずは簡単な自己紹介からお願いいたします。
すがのさきと申します。福岡に来たきっかけは、夫が仕事のために福岡へ拠点を移すことになったことです。私自身、出身地である福井でやっていた仕事を整理してから、2019年11月頃に福岡に引っ越してきました。その後すぐに語学留学でオーストラリアに単身で渡航。2020年2月に一時帰国をした際、ちょうどコロナ禍真っ只中に突入。持病であるリウマチの薬や感染状況拡大等、色々な要件が重なりに、結局オーストラリア滞在を断念し、日本は福岡に定住することになりました。
①atとの出会いがスタートに
日本に留まることが決まり、しばらく何をしようかなと悶々としていた2020年5月頃。知り合いの福井の女性マーケターさんから、「福岡にいるなら、福岡の女性マーケターさんを紹介するよ!」と紹介されたのが、オフィスatのお二人でした。福井のその女性とatさんは広島のハー・ストーリィ社でご一緒だった関係で、私とatさんとを繋いでいただいたんです。それが、出会いでした。
ーお仕事はどのようなことをされていますか?
Studio libre(スタジオリブレ)という屋号で、動画制作や配信のお手伝いを中心に仕事をしています。atのお二人に出会った時期が、ちょうど個人で動画制作を始めたばかりの頃でした。その動画制作とマーケティングを掛け合わせ、これから何か仕事ができないかを探していた時だったので、atのお二人との出会いは、まさに運命の出会いでした。そして個人で走り出したばかりの、第一弾のお仕事が、めきき倶楽部のYouTube動画制作でした。
②夫婦二人三脚でクリエイター業
ーお仕事第一弾とは思えないほどの、クオリティでしたね。
夫がカメラ撮影が大好きで、それなりに撮影の知識がありました。同時にYouTubeの動画配信が社会的にも活発になってきていて、YouTubeの動画配信をやりながら、動画制作のノウハウを独学で学んでいた経緯があったことも大きかったと思います。私がマーケティング周りの企画や制作の方向性を決める窓口的立場を担い、夫が撮影編集を担当し、夫婦二人三脚で歩み始めたのが土台となっています。
ーご夫婦で一緒にお仕事ができる環境は素敵ですね。
福井にいた頃から、元々「いつか夫婦で一緒に仕事ができたらいいね」とずっと思っていたので、atさんのめきき倶楽部のお仕事のおかげでこの夢が実現でき、私たち二人にとっても、思い入れのあるお仕事になりました。夫婦で仕事をしているので、意見交換も365日24時間いつでもでき、夫婦男女の意見を掛け算しあえるのも、夫婦で仕事をすることのメリットかなと思いますね。特に、うちは夫婦とも、変わり者ですから(笑)!
ー今や、イノベーションは変わり者からしか生まれないらしい、ですよ(笑)。菅野ご夫妻のおかげで、いろいろなことが形になってきています!
パナソニック様の事業の転換期と、私たち夫妻の新規事業スタートのタイミングと、atさんと私たちとの出会いのこの3つが、絶妙なタイミングで重なり合い、実現した運命の企画だったので、すごく嬉しいです。
ー本業の動画制作は、企業向け、個人向け、様々あるのでしょうか?
そうですね。企業向けのお仕事、個人向けの動画制作も担当しています。プロモーション動画の制作、YouTubeコンテンツの制作、デザイン関係のインスタ画像や記事の制作などもかじっています。他にも、地域のP R(地方再生プロジェクト)を兼ねた動画制作もやりました。私の出身地の福井県が募集していた地元福井のP Rコンテストに動画を応募し、優秀賞を受賞した動画もあります。
「大人の運動会」というイベント動画もとても楽しく作らせていただきました。
「スタジオリブレ社」の動画実績はYouTubeチャンネルにて配信されています。みなさんぜひ一度、ご覧ください!
(2)atとのお仕事についてお聞きします
①マーケティング人材需要でマッチング
ーatの二人は、動画の制作にマーケティング要素を理解して取り込める人材をずっと探していらっしゃいました。菅野さんはマーケティングの知識はどう勉強されたのでしょうか?
福井にいた当時、企業に勤める傍らで、自分プロデュース向けの勉強会やマーケティング講座を受講生として勉強していたことがありました。女性視点がマーケティングにとって貴重だという認識もそこで学びました。講師の方が、女性起業家の支援をしている現場も見ていましたから、自然と理解できていたのかもしれませんね。
―動画制作も、マーケティング要素や構成が入っていなければ、伝えたい意図がブレることが多々ありますよね。
そうですね。ただただ綺麗な動画を入れ込むだけではダメだと思っています。制作する側が、動画でどんなテーマやメッセージを伝えたいかを理解した上で、動画にどんな文字を入れ込んで、どんな流れにしていくかという設計をしていかないと、伝えたいメッセージはぼやけると思うので、そこはしっかり組み込みながら制作しています。動画中のキャッチコピーも自身で練って入れています。
ーオフィスatとの関わりを振り返ると、なんとまだ3年くらいですね。なんだか、もうかなり古株なイメージがありました。
実はまだまだぺえぺえですよ。こないだ阿部さんのお誕生日パーティーにも参加させてもらいましたが、おそらく最年少参加者だったかと(笑)。atのお二人もスタッフさんも、チームatメンバー皆さん本当にフレンドリーで馴染みやすく、のびのびとお仕事をさせてもらっています。
atさんのお仕事の依頼は、オンラインで「ご相談です」と、ぽこっと連絡が入ります。案件内容を見て、納期と相談しながらお引き受けすることが多いですね。私自身、詰め詰めで仕事をしない、ゆとり世代の端くれですので(笑)、スケジュールも融通がきくので、いただいた案件はほぼお受けしています。
②atから具現化されたメッセージが届くから、制作にブレがない
お客様とは、オンライン中心でお打ち合わせをさせていただきます。画面を通してや、現場でお会いした際の、お相手のイメージやお人柄、想いを丁寧に汲み取ってから制作に取り掛かります。私自身で、まずぼーっとイメージが沸いた中に、atのお二人がより具現化して噛み砕いた方向性やメッセージをアップデートして入れ込んでくださるので、より精度が増した作品が出来上がっている気がします。ほぼオンラインでやり取りしますが、作品の方向性に、あまりブレがないと思います。
ーオフィスat公式のYouTube動画の制作も、菅野さんにお願いしていますが、こちらも方向性はバッチリかと思います。今、更新がストップしていますが(汗)
早くOKの返事が来るのを待っています♡最初は5分で終わるって言ってたんですが、どんどん長くなっているので、ますます楽しみです!乞うご期待!
(3)他にはない、atとの仕事のやりやすさとは?
①横並びからこそ生まれる、共創プロジェクト
ーatの仕事を通じて、特徴的だなと思うことはありますか?
クライアントさんとの仲介役としてのお立場であり、仕事の上下流れができている中でも、atさんから来る依頼は、トップダウン的な仕事の降り方がほぼないですね。クライアントさんも、atさんも、私たちクリエイターも、皆横並びで、仕事を一緒に創り上げていく雰囲気や土台がしっかりできているところが、大きな特徴かと思います。正直他は、社長さんがこうしたいからこうしてくれ、といったトップダウン的な依頼もあります。
でも、atさんやatクライアントさんからの依頼は、そこが全くないです。現場の意見も取り入れてくれるし、一緒に創り上げていく感覚があって、とても楽しいです。私のような新参者の提案や声をしっかり取り上げてくれるので、モチベーションも上がるし、やりがいもすごくあります。言われたことをやるのではなく、より良いものを生み出すためにやる、その雰囲気が根底にあるから、仕事がとてもやりやすいなと感じます。
クリエイター側の勢いでこうした方がいいという提案も、まずはそうだねと一旦受け入れてくれて、その後、じゃあこうした方がいいかなって、形にしてくれることも多々あります。クリエイターとしての制作側からも、いいモノづくりの相乗効果を生み出す土台が整っていると確信しています。
②深い信頼関係の土台がある
ーatの二人から、よく掛けられる言葉は何ですか?
「お任せします」が多いですね。信頼されていると感じます。クライアントさんからの意見はこういう感じなんだけど、あとはスガちゃん(菅野さん)にお任せします、ということが多いです。
ー信頼関係がしっかり醸成されている証拠ですね。オフィスatの仕事の納期はシビアなことが多くないでしょうか?
そうですね、そこは割と多いです(笑)普段ゆるくやっているから、メリハリをつける意味でも、そこは頑張ってやっています!でも、自分自身リウマチの持病を抱えているので、体調が悪い時はきちんとお伝えします。そういう事情もお二人にはとても言いやすいので、助かっています。
(4)atの二人を何かに例えると・・・
①『博多のアップルパイ』みたいな、お菓子なイメージ(笑)
ーatの二人のイメージはどんな感じですか?
お姉ちゃんというか、雰囲気で言うと、博多のお母ちゃん的な感じです。みんなを包み込んでくれる、博多のハンモックのような…一方でシャキシャキしていて、いつも元気で、強さもあり、柔らかさもあり、明るいオーラを出している。お菓子で言うと、アップルパイみたいですね。周りはサクサク、酸味もありつつ、カスタードのとろける感じもありつつ、生地はハードな感じもありつつ、食べたら元気が出てきてやみつきになる味。「博多のアップルパイ」ですね!
ーこれまでで印象的だった出来事は何ですか?
めきき倶楽部の最初の撮影の日です。私も夫も初めてのお仕事で、ガチガチに緊張していたあの日です。そんな中、朝の集合場所でお二人が笑顔で迎えてくれたんです。背中もポンポンと叩いてくれて、肩の力が一気に取れて、和やかな雰囲気で撮影ができました。緊張をほぐすのもお上手で、その場の雰囲気を作るにも長けている、現場で張り詰めている感じを見たことがないですね。もちろんお二人の意見がぶつかることもある中で、決して空気が悪くならない、お互いの引き際をわかっていらっしゃって、意見交換がしっかりできている関係にあるんだなって思います。お互いの軸があり、ピシーッと張っている時もあれば、網網のお菓子になったり、チョコレートがとろけて固まったりした状態もある、本当に「お菓子なお二人」ですね。
ーさすがクリエイターさん、表現がうまいですね!
atさんとの出会いで、自分に自信を持てるようになりました。経験も浅く福岡に縁もゆかりもない私に仕事を任せてもらい、必死で創り上げた仕事を、世に出せることができました。これでいいんだなって、自分の作品を世に出していいんだなっていう後押しをしてもらったと思っています。
(5)菅野さんの今後についてお聞きします
ー菅野さんの今後の目標はありますか?
動画クリエイターは世に五万といる時代で、自分自身で、どう他と差別化をしていくかが課題です。「スタジオリブレ」が創る動画って、あったかいな、なんかいいなって思ってもらえるような動画を作っていきたいなと思います。なんかいい、イコール、作り手の意図を汲み取って、尚且つ見る手の目線も押さえている。マーケティングと動画を創るスガちゃんでいきたいなと思います。
ー具体的に何かやってみたいことはありますか?
現在自分で、私の持病であるリウマチの動画を夫婦で作っています。私は24歳でリウマチを発症しましたが、発症当時はどうしていいか分からなくて、辛い時期がありました。今ではその当時の自分の辛い経験を発信することで、同じようにどうしていいかわからない同じ病を持つ方々を勇気づけられたらいいなと思って始めたのがきっかけです。
こちらのチャンネルのブランディングも、atさんと出会った頃に始めたものです。お医者さん目線の情報はたくさんあっても、患者さん目線での発信や情報は少ないので、少しでも多くの患者さんに届けばいいなと思っています。患者さんに手を差しのべる情報だけでなく、世にある間違った情報や誤解を取り除くためにも、リウマチを知らない人にも、この病気を広く知ってもらいたい想いもあります。動画では、日々気を付ける食事や痛みへの対処法、日常の過ごし方の注意点など、患者さん目線のコンテンツに拘っています。
①誰かの想いをカタチにしたい
ーご自身のYouTubeチャンネルを作りながら、スタジオリブレとしてお客様の動画制作もこなし、自身のプロデュースも行う。発信する内容は多種多様、まさにマルチタスクですね!
そうですね。でもどれにも共通しているのは、想いをカタチにすることです。YouTube動画配信で自分の想いを形にすることで、今後はお仕事でお客さんの想いを聞いた時に、ご提案できる引き出しを増やすことができるので、これからも継続していきたいと思っています。
(6)オフィスatを1分で褒めてください!
atのお二人はお話しするだけで元気をもらえ、笑顔になれます。お仕事のご依頼はギリギリが多い時もありますが(笑)いつもこちらの事情を汲んでくれ、お打ち合わせの意見のすり合わせもやりやすく、スクラムを組んでご一緒させていただき、いつもモチベーションを上げてくれる存在です。なんでも、「いいよー!」って受け入れてくれる優しいハンモックの一面もあれば、サクッと食べればとろ〜っと甘いクリームが出てくるパイのような存在です♡