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メンタルを病む人があまりに多過ぎやしないか?

「妻が鬱病で自殺願望があるけど、入院は本人が嫌がるから‥」
「妻が被害妄想が激しくて、幻聴が聞こえているようなので病院行こうと言うと、私を病人扱いするの?と言われて連れて行けない」

少し前、2人の男性から立て続けにそんな話を聞いた。

「病院嫌がるからとか言ってる場合じゃないよ!そんなこと言ってたら、取り返しのつかないことになるかもしれないんだよー😣」

そういうことに関しては私は黙っていられない。

私の母と妹は私が高校生の時に重い精神疾患を患い、障害者手帳を交付された。
母は2ヶ月前に他界したが、妹は中2から30年今もずっと引きこもり。
そんな私も26歳の頃に初めて恋愛で大きな挫折を味わったとき、眠れない、意欲低下などの鬱症状が出た。
その頃が人生いちばんのどん底!!
ストレスで持病のバセドウ病も悪化し、
父がパチンコで借金を背負い、自己破産。
とにかくしんどくてバイトを休みたくても
休むと収入がなくなるから休めない。
誰にも頼れない!
あのとき、八方塞がりとはまさにこういうことだと思った。

その時勤めていたバイト先に、母と同じ非定型うつ病を患っている同僚がいた。
とても笑顔の素敵な優しい子だった。
その子が私に「聞き上手だし、一緒にいると癒されるから心理カウンセラーに向いてると思う」と言ってくれた。
その時、直感的にそれが私の使命だと感じ、
持ち前の行動力を発揮し、すぐさま心理カウンセラー養成スクールに入った。
アルバイトの少ない収入で当時一人暮らしをしていた私が、決して安くはない授業料を払い一年間通ったのに結局、資格を取ってカウンセラーになることはなかった。 
理由はシンプルに自分自身が不安定な状態だったからだと思う。(その時は自分でもよく分かってなかったけど。)
わたし自身もあることで借金を抱えたり(長くなるのでここでは割愛)と本当にあの頃いろいろありすぎて、書きながら時系列もちょっと分からなくなってきた💦(約20年前のことだし)

昼はケーキ屋、夜は居酒屋でかけもちをしていた。
「私なんのために働いているんだろう‥」
ほんとうに出口の見えない真っ暗なトンネルの中を彷徨っている感じだった。その感覚は今でもハッキリと覚えている。
完全に心は死んでいた。
なんの希望もなく身体も心もボロボロで、
よく生きていたなと思う。

ただ、そんな状況でもとてつもない行動力だけはあったから今がある(無理をしろということではないよ)

ずいぶん遠回りしてきたけど、
やっと少しずつ、自分のコップを満たせるようになってきたなと思っていた去年の夏、
Shrink(シュリンク)という精神科医のドラマを見た。
主人公である精神科医が
「アメリカでは精神科医は身近な存在で、失恋や上司に怒られたとかちょっと落ち込んだら精神科に予約を入れる」と話すシーンを見た時に、
私はまた強い使命感を抱いた。

【精神疾患の患者数の割合】は
日本は12人に1人、
アメリカは4人に1人なのに対して
【自殺率】は
日本は世界6位、
アメリカは世界20位らしい。

このことを知って、

日本ももっと精神科にかかるハードルが下がって、精神疾患への偏見も少なくなればいいのに

と強く思った。

今できることはこうやって発信することぐらいしか思いつかないけど、まずは小さなことからでいいから、私にできることをしていきたい。

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