グミの実色とりどり~森のようちえんスタッフ記録①
女の子二人姉妹で参加のご家族
お姉ちゃんは慎重派
「怖い」の見極めが出来るタイプ
とはいえ
ここ何回か定期的に通えていたのもあって
でこぼこ階段を登る足取りが、しっかりしてきた頃
お母さんから離れて、友達とも遊べて来はじめ活動に安定感が出てきた。
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イチゴが実をつけてるよー。と誘い合って
上の森へと出掛けて行く仲間たち
でも、Tちゃんは
「行きたくない。私ここがいい」と
意思を伝えてくれた
これは、森のようちえんスタッフとしては
絶好のチャンス到来!
よし!
今日はTちゃんに、とことん付き合おう!
と、ー緒に残ることにした。
お母さんもピンと来て下さって
「じゃ、お母さんは先に行っとくねー」と
妹ちゃんを連れて、森へ
私とTちゃん2人だけのゆっくり時間を
信頼して預けて下さった。
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木になってるオレンジ色を指さし
抱っこして欲しいと伝えるTちゃん。
手をのばしプツリと一粒目。
(あぁ、Tちゃんは、グミが気になっていたのか🥰)
確かに見渡すと
「黄緑色」「黄色」「赤」
グミの実が色づき始めていて実に美しい💕
もっと欲しいというので
ちょうど地面に落ちたばかりの色とりどりの
グミを指さし
「あっ!あっちにも、ここにもあるね」と、促すと
色違いの粒を一つづつ選りすぐって集めて
丁寧に水道で洗い、袋に入れ
更には、口を結んで欲しいとTちゃん
(そう、宝物だからなくさないようにしたいね😊)
と、数分の事だが
満ちたりて🥰
わたしも、みんなのところへ行きたい!
と、確かな足取りでスタートした。
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主体的に芽生えた
ほんの小さな気持ちを大切にしてもらえた時間
そういう時を一緒に過ごした同士は
大人も、子ども関係なく仲間だと思う。
この人遊んでくれるから
「わたしの友達」なの。
とか、子どもから思ってもらえるならば
本当に嬉しい🥰
そう思って、頼もしい背中に
Tちゃん、今日はとことんついて行きます。
と、心の中で呟きながら
奥の森へと進みます
(つづく)