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E.T. 1982年

金曜ロードSHOE!視聴者リクエスト企画は毎回、懐かしく、子どもと一緒に観たい映画の放送で嬉しいです。

今回の放送はE.T.で、録画準備していると娘が、「絶対みないよ」と言います。
週末に観ようとすると、「みたくない。別のDVDにして!」と言います。

「こわくないよ。だまされたと思ってみてみてよ」
絶対、小学生好きだよなー。絶対、一緒に観たら楽しいよなー。

でも、私もE.T.の姿、最初怖かった気がする。
E.T.いつ観たんだろう。あらゆるところでE.T.の姿を見て、学校でも指と指を合わせる「ともだちーーー」が挨拶がわりで、月と飛ぶ自転車のロゴに憧れ、E.T.を知っているような気がしていたけれど映画は、ずっと後だった気がする。

今回、映画を観終わって、「エリオットとE.T.が指と指を合わせるところあった? 『ともだちーーー』あった?」と聞くと、「エリオットの指の傷を、E.T.の指が光って治すところだけ」と返事がありました。調べてみると、映画には「ともだちーーー」はないんですね。

以下、ネダバレです。

ほとんど忘れていました。記憶違いも。
「怖くないよ」と娘に言ったけれど、出だしのNASAが森を探索しているシーンやお兄ちゃんやその友達がナイフ持って飛び出すのも、物置小屋にE.T.が潜んでいるのも怖いといえば怖い。「怖いのはここだけだから」と声をかけて、私の中では兄弟たちとE.T.のコミカルな場面も多い友情物語と故郷に還す物語としか記憶になかったので、私も緊張の中で映画を観ていました。

最初のC.Mが流れる頃には、「面白い」と娘はいい、E.T.が瀕死の場面よりずっと前、真ん中あたりではテレビの真ん前に移動し(私に涙見られないように移動?)感情移入して涙流していました。最終場面を知っているけれど、途中すっかり忘れていた私もNASAの研究者に訴えるエリオットやエリオットやE.T.を想うお兄ちゃんに涙が出ます。
前日、ドラマを観て泣きすぎて頭が痛くなったので、その日は泣くのではなくファミリーSF映画を楽しもうと思っていたのに。また泣いていました。
お花が生き生きすると驚き喜び、お花が枯れると悲鳴をあげて一喜一憂。

自転車で走る子どもたちが追い詰められそうになると、「E.T.飛ばして」と声を出す娘。いやー、観ているみんな思うよね。「今、飛んで!」って。そして飛んだ時の子ども達の表情。スクリーンのこちらにいる自分も飛んでいるようです。驚きと喜びを共有できる。

あの自転車は日本メーカーのものって知ってました?私は、今回知りました。
また、2002年、20周年アニバーサリー特別版では、ご自分のお子さんを持ったスピルバーグ監督が銃をトランシーバーに差し替え、お母さんのセリフを削ったそうですが、今回のオリジナルバージョンの「銃はやめて!」というお母さんの悲痛の叫びの方が心に刺さります。
(2002年当時「子供の頃の思い出を壊してくれるな」などと批判されたそうで、スピルバーグ監督は過去の映画には二度と手を入れないと言ったそうです。)


さて、我が家では、E.T.を観終わって、私は娘に感謝されることに。

「ママありがとう。E.T.の録画消さないでね。」

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