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生き方の原典 1章 人間と霊魂の働き28【自己責任から幸福が生まれる】
人間の一生とは、因果律で織りだされる織物のようだ。今日の幸福も不幸も、昨日の自分のつくった原因から織り出されたものだ。だから不幸と言っても悲しむな。今日をしっかりやれば、明日は幸福になる。
それなのに宗教では、神仏を拝んですがれば、不幸が消えるという。消えるわけがない。原因は自分にあるのに、それをそのままにして、責任を神仏にすり替えてしまっている。それで不幸が消えなければ、因縁のせいだと言って、因縁を絶つために、供え物を持って来いという。
不幸とは有り難い物。
過去の自分に欠陥があったことを教えてくれる先生。
だからこれに感謝せよ。
この感謝の心によって、明日の幸福を生む。
不幸とは幸福の糸口。
神の与えた反省。
因縁のせいではない、自分の心持次第で、
不幸は転じて幸福となる。