見えない私の我流クッキング#3.みんなびっくり!まさかの揚げ物&焼き物編
皆さんこんにちは。視覚障害者の方でも、安全かつ楽しく料理をする方法をお伝えしてきました我流クッキング!こんかいは私自身が料理をしていて友人や知人にびっくりされることの多い揚げ物と焼き物についてです!
熱を使った料理なんて危険じゃないの!?と驚かれることが多いのですが、実はちょっとしたコツや絶対に気をつけないといけないポイントをしっかりと押さえることで、安全に調理することができます。視覚に頼らず、触覚や聴覚を駆使して、美味しい料理を楽しんでみませんか?
まずは熱を使った調理をする上で、必ず気をつけなければならない位置の確認についてです。
**フライパンや揚げ鍋の位置確認の重要性:**
1. **火傷や火災のリスク:** 取っ手の位置を確認せずにフライパンを触ると、火傷の危険があります。また、フライパンや鍋がコンロからはみ出していると、周囲の物に引火する可能性があるため、火災の原因となります。
2. **飛び散る油の危険:** 調理中、食材をひっくり返す際や油を投入する際に、位置を確認せずに行うと、油が飛び散りやすくなり、火傷や周囲への油の飛散に繋がります。
3. **誤って触れてしまう可能性:** 位置が分からないまま手を伸ばすと、熱されたフライパンや鍋に触れる可能性があります。急な動作で事故を引き起こす危険性も高まります。
4 **安全な投入が難しくなる:** フライパンや鍋の位置を確認しないまま食材を投入すると、、食材の誤った場所への投入が発生しやすくなります。
これらのトラブルを避けるためには、調理前に必ずフライパンや揚げ鍋の位置を確認し、適切な距離を理解する必要があります。
熱したフライパンに油をひくとき、食材を投入するとき、食材をひっくり返すときなど、毎回きちんと位置を確認することが火傷や事故を起こさないための絶対に守るべきポイントなので怠らないように気をつけましょう。
以下はそれぞれの確認方法です。
**1. フライパンを使用するとき**
フライパンのヘリの位置は、菜箸で優しく触れることで確認可能です。
**2. 揚げ鍋の注意点**
揚げ鍋の場合は取っ手が小さなものが多いので触る方が危険です。最初に適切な位置に鍋を置き、動かさないように気をつけましょう。食材を入れる際には、菜箸などで鍋のヘリに触れて位置の確認をしましょう。
ここからは調理方法の説明です!
**揚げ物**
唐揚げやとんかつは、二度揚げを徹底するか、あげ終わってから電子レンジで追加加熱することで、中が生になる心配を防ぎます。天ぷらの場合は揚げ終わった後にオーブントースターを利用して、生になりにくく、かつ衣のカリッと感を満喫できます。熱が通りにくい野菜などは衣をつける前に加熱しておくこともおすすめです。
揚げ物の調理には、菜箸と揚げザルの組み合わせが効果的。食材を菜箸で挟み、揚げザルに追い込むような動作で油から引き上げれば、手早く安全に調理できます。
**焼き物**
焼き魚をグリルで調理する際は、表面がパリッとしているか触覚で確認。ひっくり返してから表面がパリッとしたら、皿に移し電子レンジで追加加熱すれば、中が生焼けのトラブルを回避できます。フライパンでの調理では、お酒を使って蒸し焼きにすると美味しい風味が広がり、より楽しめます。
**ステーキやハンバーグ**
分厚いお肉の焼き方は様々。表面をしっかり焼いた後、電子レンジで加熱、煮込み、包み焼きなど、中までしっかり火を通す方法があります。
焼き物をひっくり返す際にはトングを使用し、ガッツリ挟んで一気にひっくり返すことで、誤って滑り落ちてしまいどちらの面が生なのかわからなくなってしまうトラブルを避けることができます。ハンバーグの場合も、少ない数で確認しながら焼くと安心です。ひっくり返す際にはフライ返しを使用して、フライパンのヘリに沿わせるようにひっくり返すと場所が移動しすぎず見失うリスクを防ぐことができます。
今回ご紹介した方法で見えなくても安全に楽しいクッキングをお試しください!
しつこいようですが、熱を使う料理は、火傷や、火災など事故につながるリスクがあるので、十分に気をつけて、落ち着いて調理することを心がけてください!
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