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2020年8月7日 中国が発展途上国への融資を拡大している?

こんにちは。ハッピーくんです。

本日はこの記事です。

中国対外融資が膨張:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO62377480W0A800C2MM8000/

中国の対外融資の膨張ぶりが明らかになりました。

債務の重い発展途上国68カ国向けの貸し付けは2018年末までの4年間で倍増し、世界最大の開発援助機関である世界銀行に肩を並べるまでになりました。

融資が政策やインフラ運営を縛る「債務のワナ」が途上国を覆い、国際秩序も揺るがす恐れがあります。

◯債務のワナ
2国間の融資で国際援助を受けた国が債権国から政策や外交などで圧力を受ける事態に陥ること。債務の返済に行き詰まった国が債権国に対して融資を受けて建設したインフラの権益を渡したり、軍事的な協力をしたりするケースがある。はじめから債務の返済能力に乏しいことを分かっていながら意図的に貸し付けを増やすケースもあると指摘されている。

最近の事例ではこのようなことがありました。

中国が統制強化のために施行した「香港国家安全維持法」を巡り、6月末の国連人権理事会で53カ国が中国を支持しています。

中国批判の声明に加わったのは日本を含む27カ国にとどまり、ほとんどは先進国でした。

米メディアのアクシオスによると、中国を支持したのはキューバやパキスタン、カンボジア、アフリカ諸国などで、王族支配の中東産油国や強権政治の国を除くと、中国が開発資金の融資などで支援する国が名を連ねているようです。

中国がこのほど世銀を通じて初めて開示した途上国68カ国への融資状況は、18年末の残高は約10.7兆円に達しました。

中国の融資は金利が高く、20年の期中平均の債務残高をもとに計算すると、融資期間が比較的短いにもかかわらず平均3.5%となり、IMFの0.6%や世銀の1%を大きく上回っています。

途上国は専制国家も多く、IMFなどから融資の条件として財政規律などを迫られるのを嫌う傾向が特に強いと考えられます。

そのため、金利が高くても中国を頼るのは、こうした制約が少ないためとみられています。

金にものを言わせて発展途上国をコントロールしているようであればとても怖いやり方ですね。

発展途上国としてはメリットもあるためこの関係を断ち切ることは難しそうですね!

それでは本日も最後までお読みいただきありがとうございました!

ハッピーくん



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