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背中を推す

「行動を足踏みしてしまいます」
ひとまず行動をしてみたものの、急に不安が沸き起こったかと思うと今度はその不安で頭がいっぱいになり、身動きがとれなくなったというご相談がありました。ちょっとした勇気がほしい、背中を推すことで迷いなく進んでいけるようです。そんな「背中を推す」について綴ってまいります。

自信を求めている


社外メンターとして1on1に携わっておりますが、その内容は、事前に課題を整理してその解決を得たい方、振り返りの質問からモヤモヤの整理を望む方、やる気が起こらない現状をどうにかしたい方など、仕事を中心に家庭や家族のことなど幅広く様々です。

携わった当初は、信頼関係を築くところの軸足が大きいですが、回を重ねるとお互いのペースも掴め、その組織図や相関関係なども俯瞰しながら、かなり早い段階でその日のテーマを深堀りする実感があります。

本来ならば、いわゆる「心理的安全性」が担保されている中で、忌憚ない意見が飛び交っているというのが理想ですが、実際にはそうでない方が多いかもしれません。

「こんなこと言ったら、きっと怒られる」
「たぶんみんなに反対される」
「こんなことしか考えられないのか、と馬鹿にされそう」

思ったことを言うよりも、周りの反応を気にしすぎて、結局何も言わずに事なきを得て、最終的にそれに慣れてしまう。気がつけば、積極的に考えて動くことを忘れ、逆に動く人を非難したり、足止めをしたりという悪循環さえ生まれかねません。

そのため、積極的に行動したい、改善したいという意欲がある方ほど、ご自身が進むべき方向について客観的に整理・確認しながら、次の一步を自信を持って進めるような時間を求めているようです。

答えを持って臨んでいる 


このような場合の多くは、全く先の見通しがたっていない、お手上げだ、というよりは、すでに「進む」「やる」という答えは持って臨んでいます。

その上で、現段階で想定されるリスクのアウトプットとそのための手立てなど、具体的な手法の選択肢を増やすことで安心材料を増やしていきます。

「あとは、やるだけですね」
「やるかどうかを決めるのは、結局、自分次第ですもんね」

と、決断するための最終的な背中を押して差し上げることでしょうか。私がメンターとしてサポートできることというのは。

人はやったことよりもやらなかったことを後悔する


ちなみに、この方の背中を押した後に、満面の笑いで行動の宣言をしてくれて、持っていたメモ帳を開いて見せてくれました。そこには

勇気

と一言が大きく書かれていました。これをもらうために臨んで下さっていたとのこと。

「きっと背中を押してくれると思ってました!」

という感想もいただきましたが、改めて、

「答えは自分の中にある」

ということですね。

最後の勇気づけにと

人はやったことよりも、やらなかったことを後悔する

この言葉を届けて送り出しました。
ちょっとした勇気と自信があれば、人は自ら動き出す。そのために背中を押し続けていたいな〜と思っています。

背中を押して欲しい方は、ぜひこちらから

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