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世界に散らばる「たまに気をかけてくれるおじさんたち」
こんにちは、北欧OLのSlothです。
大学時代に色々なところに行ったのもあり、旅先や地元で仲良くなったおじさんが数名います。
全く怪しい意味はなくて、本当におじさんって感じの存在。
なぜが一年に一回あるかないか程度で連絡をしてくれる。
本当に変な意味はなくて、ただただ調子どうだ程度の連絡なんだけど、淡々とした途切れ途切れの会話が色々と考えさせてくれる。
そんなおじさんたちについて特集をしたい。
ベトナムのおじさん
この前、6年前にハノイで出会ったおじさんから連絡がきた。
「仕事はどうか」と。
調子いいよって話をした。
調子いいのはいいけど
「調子乗りすぎないように気をつけなよ。」
とのことだった。
まあ性格上調子乗るタイプではないが、気付かないうちに傲慢になっちゃわないように「気をつけなよ」ってたまに遠くからリマインドされるのも別に悪くないなと思った。
振り返るきっかけになるから。
もう一人のベトナムのおじさんは、この前日本に来たよという話を教えてくれた。
ハノイに戻るたびに会っているが、お互いに環境がめまぐるしく変わっていて面白い。
このおじさんは起業した会社が倒産したり、立て直したり、うまくいかなくても家族のために頑張る素朴でいい人だと思う。ドラマチックなことをすごく落ち着いて朗らかに話す人。
私なんかに話して何が面白いのかなと思う。
ギリシャのおじさん
サントリーニ島に一人でバックパッカー旅で行った際にホステルで出会ったおじさん。妻娘がバングラデシュにいながら、ギリシャまで夏に出稼ぎに来ていると言っていた。
話を聞いていたら、晩御飯作ってあげるよと言われて、ビリヤニとか食べた。
ギリシャで一番美味しいご飯だった。
うめえうめえと食べてたら、その後毎日夜ご飯を作ってくれた。
たまに連絡が来る。
写真と共に、娘の写真やギリシャの写真など。
特に何を話すわけでもないが、
「あ、この人も離れたところでのんびりでも一生懸命生きてるんだな」と思うとなんか心が安らぐ。
フィリピンのおじさん
フィリピンのおじさんは日本で出会った。フィリピンに帰ってからもたまに急にトカゲの写真を送ってきたり、本当に急に電話がかかってきて、「今日本にいるんだ」みたいな話する。
私が日本にいないしフィリピンにもいないので、会えないが、日本に来た時に思いついて私に連絡をくれるのはとても嬉しい。
いろんな人と出会っているはずだけど、パッと思いつく人ぼ一人としていろんな人に覚えられているのってなんか嬉しい。
最近旅先でも偶然の出会いがない
私のいいところって誰と出会ってもなんとか話せると思っていて、友達を作るのに困ったことはない。
でも、最近旅行に一人で行っても偶然の出会いみたいなのが減ってきている。
働き始めてから(多くはないけど)お金が増えたから人に頼らなくなったのか?シンプルに老いたのか?ストレスで話しかけにくい雰囲気になっちゃったのか?
も、もしかして傲慢になっているのか?
なんだろうか、自分は変わってないつもりなのに、変わっているのが他の人からはわかるのだろうか。
偶然の出会いが減っているのが普通に寂しい。
こんな細い縁の方が会社で作るネットワークよりも勉強になって好きなのかもしれない。