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2泊3日秋の広島ひとり旅(1日目)🍂

9月、人生で初めて広島へ訪れました。

普段、仕事も頑張っているので、有給を使って久しぶりに長いお休みをいただき、2泊3日で広島へ一人旅に行くことにしたのです。

なぜ、広島に?

私は別に広島に親族がいるわけでもなければ、何かご縁があるわけでもありません。

ただ、小さい頃から漠然と抱いてきた「日本に生まれたものとして、いつかは広島に訪れてみたい、いや訪れるべきだ」という想いが、私を広島に向かわせました。

広島は悲しい歴史もありますが、美味しいものもたくさん、美しい景色もたくさんで、とっても素敵な場所です。

今回は、大量の写真と共に、グルメあり、歴史あり、時には癒しありの、私の人生初の広島旅を書き残してみようと思います📖✍🏻



新幹線でいざ広島へ🚄


実は、今回広島に行くにあたっては、JR東海ツアーズの5days saleという企画を利用しました。

こちらの企画は、なんとほぼ新幹線の往復の料金だけで、ホテル(それもちょっと良い目)までついてくるという、新卒1年目の若造にとって最高の企画なのです。

本当は東京からなので、飛行機で飛んでしまう方が早いし安いと思うのですが、今回はこちらのパッケージで予約しましたので、新幹線で片道約4時間の長旅となりました。

東京は台風により生憎の大雨。
富士山見れるかな。

今回は東京駅から乗車。
新しくなった「会いに行こう」のチャイムを聞きながら、駅で買った築地の鉄火巻きをお供に出発します。

今年の初めに上京してきたときは、「アンビシャスジャパン」を聞きながら、泣きそうになってたななんてことを思い出しつつ。

そう思えば、私もかなりこの数ヶ月間で成長したものです。

ある意味白富士…?(笑)

東京は土砂降りでしたが、西に進めば進むほど空も晴れてきて、景色を楽しんでいたらいつのまにか広島に着いていました。

広島駅到着〜!
めっちゃいい天気☀️🍂


ホテル紹介🏨


広島といえば、絶対に乗ってみたかった広島電鉄のチン電です🚃

まずは荷物を置きに、ホテルに向かいます。

早速1日乗車券を購入。
まさに夏と秋の間という感じ。
晴れてくれて良かった!
街中を走る広島電鉄。
ザ・広島な景色。

今回お世話になったのは「ANAクラウンプラザホテル」さん。

パッケージなので、ホテルは決まったものの中から選ぶ必要がありましたが、立地や設備などを踏まえて一番魅力的だったこちらにしました。

ANAクラウンプラザホテル広島
浴室。
建物自体は古いみたいだけど、
とっても綺麗で快適だった!
お部屋。
1人で泊まるには充分すぎる広さ。
アメニティも充実していて、
旅の疲れを癒すことができて、
ありがたいかぎり。


まずはあの場所へ


さて、広島1日目。

今日は18きっぷの残りを使って、呉に行くと決めていました。

ただ、広島に来たのですから、まずはやっぱりあの場所を訪れるほかありません。

ホテルから平和大橋を渡り、
記念公園方面へ。
この橋は、日本とアメリカにルーツを持つ
イサム・ノグチ氏によりデザインされたそう。
これが広島の元安川。
遠くに原爆ドームが見える。

それは、平和記念公園。
とはいっても、資料館の見学は明日じっくりすると決めていたので、せめて慰霊碑に手だけでも合わせようと向かったのでした。

※本当はホテルからだと資料館の方から入った方が近かったのですが、公園の構造が分かっておらず、わざわざ遠回りをしてしまいました。

かの有名な元安橋。
遠くから見れば一見新しく綺麗なように見えるものの、
近くで見れば昔のままのところもあります。
元安橋から見る原爆ドーム。

原爆ドームの近くまで来ましたが、やはり先に慰霊碑に手を合わせたかったので、まずは公園の中へ。

折り鶴で有名な貞子さんの像。
高校の時に英語の課題で
貞子さんのお話を読んだことがあります。

記念公園の中には、数多くの慰霊碑がありますが、中でも私が一番訪れたかったのは、韓国人原爆犠牲者の慰霊碑でした。

周りには韓国の国花である
ムクゲの花(무궁화)が
無数に咲き誇る。
韓国人原爆犠牲者慰霊碑。
1970年になって民団が建てたもの。
説明書きは日本語とハングルの両方で。
20万にも及ぶ広島市民の犠牲者の中で、
その1割に当たる2万人が「朝鮮人」だったという。
天に向かって咲き誇るムクゲの花。

この慰霊碑の周りには、あまりにも人がいなくて悲しくなりましたが、もしかするとタイミングの問題だったかもしれません、いやそうだと願いたいです。

しかしながら、実際問題、「朝鮮人」被曝者の存在についてはあまり認識されていないのが現実です。

犠牲者の1割を占めるというのに…。

そう言う私自身、朝鮮半島出身者の被曝について知ったのは、恥ずかしながら数年前でごく最近のことです。

当時は多くの方が朝鮮半島から日本に渡って来ていて(実際私の曽祖父母もそうですし)、それも広島は日本の中でも大きな軍都だったわけで、あの日も多くの朝鮮人の方々が広島にいたことは容易に想像ができるはずなのに、どうして今までそこまで考えが至らなかったのだろうと自分自身を恥ずかしく思いました。

きっと他の多くの人々も、少し考えれば分かるのに、そこまで考えが至らないために、韓国人被曝者の慰霊碑の存在もご存知ないのではないかと思います。

誰もいない中でそっと手を合わせながら、もっと韓国人被曝者の存在を世の中に広めていきたいなと思うなどしました。

原爆死没者慰霊碑。
「安らかに眠って下さい
過ちは繰り返しませぬから」
何度見ても泣いてしまいそうになる。
初めてこの目で見る「原爆ドーム」。
教科書やテレビで散々見てきたが、
全く印象が違う。
今もこんなに瓦礫が散乱しているとは知らなかった。
建物だけでなく瓦礫と一緒に保管してくださっているおかげで、原爆の威力をより容易に想像することができる。
いわゆる原爆ドームの裏側。
記念公園を含め、この辺りは外国人でいっぱいだった。
原爆ドームの近くにあった動員学徒慰霊碑にて。
知っている名前が多く並んでいるのをみると、
学徒動員が全くの他人事ではないのだということを
感じられる。

慰霊碑に手を合わせたところで、自分の気持ちに区切りもついたので、そろそろ呉に行くことにしました。

海の街、呉へ⛴️


呉までは18きっぷを使って、JR呉線で移動しました。

呉線も車窓がほとんどずっと海なので、飽きることなく外を見続けることができます。

ただ、この美しい車窓も、戦時中には軍事的な情報が漏れてしまうということで、隠されていたそうです。

広島は軍都だったこともあって、どこにいても戦争の歴史を感じざるを得ない場所です。

そんなこんなで、16時頃、呉駅に到着しました。

ようこそ呉へ。
駅のすぐ前にある「大和ミュージアム」
どうやら呉は朝鮮通信使とも関連がある模様。
呉の海を見ながら少しぼーっとする。
今も海上自衛隊の基地があるため、
灰色の大きな船が行き来する。

とりあえず呉に来てみたはいいものの、何をするか全く考えていなかったので、どうしようかとウロチョロしていたところに、突然夕立が降ってきました。

急いで一番近くにあった建物に駆け込みます。

駅から見た時もかなり印象的だった建物。
「てつのくじら館」
どんな施設だろう…?

とりあえず中に入ってみると、どうやら海上自衛隊のオフィシャルな施設のようで、なんと入館無料で実際の潜水艦にも乗ることができるそう。

私は日本に住んでいながら、なんなら友達も数名自衛隊で働いているのにも関わらず、全く自衛隊についての知識がなかったので、ちょうど良い機会だと思い、雨宿りをしながら中を見学してみることにしました。

中はこのような感じで、
主に潜水艦についての展示が並ぶ。
私はここで「掃海」という単語を初めて知った。
さらに、朝鮮戦争の際に、
海上保安庁が関わっていたことも初めて知った。
いざ、潜水艦に乗船。
(もちろん海の中ではありません)
中はかなり薄暗く、やはりスペースが狭い。
日に当たらない状態で何日もいるなんて、
気が狂ってしまいそうだなあ…
係の方が照準器を覗かせてくださった。
地上だとこれくらいはっきり見えるが、
果たして海の中で覗いて、
どこまで見えるんだろう。
30分ほど見学したら、
外は雨が上がっていた。

偶然雨が降ってきて訪れることになった「てつのくじら館」でしたが、新しい知識も得ることができ、有意義な時間になったように思います。

広島のご当地回転寿司屋で大優勝🍣


さて、時刻は17時ですが、新幹線で朝ごはんにお寿司を食べた以来、何も食べていなかったため、お腹はぺこぺこです。

地図を適当に見ていた際に、気になったお店があったので、そこで夜ご飯を食べることにしました。

その前にyoumeマートで、
たまたま食べたかったメロンパンを発見し、購入!
呉の離島にあるお店で、
今回行くことを断念していたところだったので、
とっても嬉しい。

駅の方に歩いて行くこと、約5分。
目的のお店に到着しました!

「回転寿司 すし鮮」
なんと広島県内にのみ存在する
ご当地回転寿司屋さん!!
メニューは色々。
 全部美味しそうで選ぶのに時間がかかる。
なんと西の醤油と東の醤油なるものが用意されていた!
迷わず西の醤油を手に取る。
そうそう、醤油はこの甘さがポイントなんよね〜。
(しかしこの醤油めちゃくちゃ美味しかったな。
通販などあればぜひ購入したい。)
全部美味しかったが、
中でも海老(塩+炙り+レモン)が優勝すぎた…
厚焼き卵も注文。
想像以上のボリュームに困惑する。
甘い卵焼き、最高である。
貝の3種盛り。
言わずもがな美味しい。

朝もお寿司食べたのに、夜もお寿司食べたの?!とか言わないでくださいね、本人が一番そう思っています。

とはいえ、呉といえばやっぱり海なわけで、海といえばやっぱりお寿司なわけです。

本当は天ぷらも汁物も食べたかったし、お寿司ももっと色々食べたかったのですが、1人だったのでここらでセーブしておきました。

次回はぜひ3人以上で訪れてみたいお店です。


夕焼けを見に海に行ったら猫にカツアゲされた話🐈


さて、お腹もいっぱいになったところで、時刻はちょうど18時。

呉を去り、海辺の駅で降りて夕焼けを見に行ってみることにしました。

すずさんのお見送りを受ける。
「この世界の片隅に」
いつか見てみたい作品。

何となく地図と車窓を睨めっこしながら、「吉浦」という駅が海にも近く、いい感じの堤防がありそうだったので、そこで降りることにしました。

夏の終わりを告げる
元気のなくなったひまわりたち。
おっ、いい感じの空🥹

この駅からは海まで歩いてわずか数分。
途中にはおしゃれなパン屋さんなんかもあって、なかなか面白そうな場所でした。

すぐに海が見えた。

私のためにあるのかとさえ思うような、登り台(?)が用意されていたので、そこでしばらく夕焼けを眺めることにしました。

生憎の曇りだったが、
美しい夕焼けを見ることができた。
海辺で見る夕焼けこそ至高。

しばらく夕焼け空をぼーっと眺め、そろそろ満足し、駅に向かおうとした時…

それは突然の出会いでした。

??
後ろを振り向くと、なんかいる…?!
うわあ
うわわわわわあ!
猫ちゃんだー!🤍

なんと、知らない間に猫に囲まれてしまっていました。

しかも歩み寄ったら尻尾をピンと立ててこんなに近くまで来てくれるなんて…!なんて人懐っこいんでしょうか。

知らない間にどんどん増えて行く…。
完全に猫にカツアゲされている。
きっとこの辺で魚のお裾分けをもらっているのかな。
お魚食べてきたからいい匂いだったのかも。

広島に来て初のお友達ができました(笑)
ごはんやお水をあげることはできませんし、アレルギーなので撫でてあげることもできませんが、しばらく猫ちゃんに癒される時間を過ごしました。

夕日と海と猫。
まるで映画か小説にでも出てきそうな情景。

短い時間ではありましたが、すっかり仲良しになり、最後には駅に行くギリギリまでずっと後ろを着いてきてくれました🥹
(夢見ていたいので、ごはんをねだってるだけとか言わないでくださいね…)


ということで、広島ひとり旅1日目はここまで!
お楽しみいただけましたでしょうか?

残る2日間の日記も、ゆっくり書いていこうと思っているので、よろしければぜひ見てください。

それではまた、どこかでお会いできますように😉

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