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#22 打席に立つ。チャンスが来たら、打てるかどうかわからなくても、とりあえず立つ。そこから見えた景色とは…


2014年、2015年をアメリカでコーチとして過ごしたタカさん。

2013年12月に四冠を達成するんですけど、
来年度のオファーはまだなかったそう。
来年、どうしようかと悩んでいたタカさんに
アメリカの友達から

「タカ、クリスマスプレゼントだよ!」

と、アメリカの女子チームのコーチのオファーが届いた。

その時、英語は出来なかったんで、
打席に立っても打てない自信しかないわけですよ。
英語は話せない。
打てないかもしれない。
でも、立ってみよう、と思ったんですね。

石原孝尚

そして、タカさんはアメリカに渡り、
英語は話せないけれど、
掃除、洗濯、ボール拾い・・・
チームのためにできることは何でもして、
仲間として認められるようになっていくわけです。
すると、思いがけない光景が!

2014年、女子のワールドカップがカナダのバンクーバーであった。
アメリカ代表のクリスティ・ランポ―は僕のチームメイトなんですけど、彼女たちが決勝で、日本代表と戦うんですね。
日本代表には、元僕のチームメイトがいて。
決勝で、前チームメイトと、現チームメイトが戦ってるんです。
そんな光景は、あの時アメリカ行きの打席に立たなければ見れてなかった。
決勝はアメリカ代表が勝って、アメリカ代表が優勝するんですね。
マンハッタンで優勝パレードをするんです。
僕は、「Follow her」と言われて、言われるがままについていきました。
優勝パレードを見れるんだ!と思っていたら、なんと僕も、
パレード車に乗ることになって…
マンハッタンの街をパレード車で回ったんです。
そんなことした日本人って、松井秀喜さんか、僕ぐらいですよね(笑)
こんなミラクルも、打席に立たなければ見ることができなかった。

チャンスが来たら、打てなくても、打席に立って、一生懸命やってみる。

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