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#70 多様性があってこそ生かされる

2021年5月21日の放送です!!!
ようやく70話まで文字起こしできました😭
気分でやっててすみません。
読んでくださる皆さんのおかがで不定期ですがコツコツ続けていられます。
今回は、石原監督が大切にしている「足りなくてありがとう」にも通じるお話です^^


◾️一生懸命もゆるくやるもどちらもヨシ。


TAKAさん)
おはようございます!
今日はスポーツの多様性というか、スポーツって捉えどころがないよねっていう話をしたいと思います。
僕、スポーツほど、いろんなことが正解なものってないなって思うんですよね。
例えば、高校野球とか、高校サッカーとか、涙のロッカールームなんて言いながら、やっぱり一つにかけて戦うとか、やるっていうことも素晴らしいって思いますし、逆に、週末サッカーを楽しんでゆるーくやることも、体を動かすランニングも、それもまた素晴らしいじゃないですか。
どちらが間違いっていうことはなくて、ゆるーくやる人が一生懸命やっている人を「あんなにサッカーばっかやって信じられない」っていうことも、サッカーを一生懸命やってる人が、「週1回ぐらいでサッカーやって何が楽しいんだ」っていうことも、お互いのスタンスをそうやってジャッジすることってすごく難しいなって思うんですよね。
よく最近は、指導の仕方も、褒めた方がいいんだとか、でも厳しくした方がいいんだとかって、いろんな議論がなされるじゃないですか。
でも、僕はどっちも正解だなって思うんですよ。
結局、自分がどういう風にスポーツに関わるかっていうことが、すごく大事だなーっていうことを思うんですね。
僕は本当に、ただ体を動かすことだけでもスポーツって素晴らしいと思うし、逆にこう、全てを投げ打ってね、勝利を目指す高校生たちも幸せそうだなって思うし、捉えどころがないなーって思う中で、捉えどころがないっていうことは、多様だっていうことで、その多様性を受け入れるっていうことは、スポーツをしているとすごくあるなーと思うんですね。

◾️ひとりひとり得意なことが違うからこそ


TAKAさん)
僕はサッカーの指導者なので、サッカーの話で言うと、チームにいろんなキャラクターの人がいないと、試合って勝てないし、自分の良さも発揮できないなーと思うんですね。前にも話したかもしれないですけど、試合中、攻撃の選手がいないと点を取りにくいじゃないですか。で、守備の選手たちがいないとゴールを守りにくいじゃないですか。
攻撃の得意な選手も、守備が得意な選手もいて、一つのチームになるんですけど、基本的に攻撃したい選手と守りが好きな選手なんで、意見がバラバラになったりするんですよね。試合で例えば1対0で勝ってるときに、攻撃的な選手っていうのは、2点目を取りに行きたいと思うし、守備の選手は1点勝ってんだから守ろうよって思うじゃないですか(笑)。
そのときに、なんで2点目取りにいかないんだ、なんで1点勝ってるのに攻めてリスク取るんだよっていう意見がね、バラついたときに、どっちが間違ってるってこともないし、どっちが合ってるってこともなくて、同じ状況で違う考えをリスペクトしながら、今はこうしようっていうことを決めることが、必要だと思うんですね。
でもこれって、例えば会社の中で外国人の方が働いているとか、ベテランの社員さんと若手の社員さんがいたりとか、見える景色が違ったり、大切にしたいものが違ったときに、こういうことって起こると思うんですね。
そのときに、どっちが正しいんだっていう話になると、どっちも正しかったりするんですよね。若手の立場からするとそれは正解というか、その状況ではそれがいい選択かもしれないし、ベテランの人からするといろんなことが分かってて、言えることもあるし。
そう考えるとスポーツを通して多様性を受け入れながら相手をリスペクトしながら進む、ということを学べるなぁと思うんですね。

静華さん)
なるほど。

TAKAさん)
会社や職場のアンケート結果を見ると、人間関係がストレスの原因だっていうことって多いじゃないですか。

静華さん)
確かに。

TAKAさん)
人間関係って煩わしさというか、「あの人と話が合わない」とか「あの人の態度が・・・」とかいろいろあって、やっぱり僕らにとってストレスフルな要因ですよね。

静華さん)
そうですね。
私の方が正しいのにとか、ついね。(笑)

◾️スポーツを通して学べる「リスペクト」とは



TAKAさん)
でも、サッカーとか、他のスポーツもそうなんですけど、気が合わないので自分らしくできないんですってことをよくね僕も思うし思っちゃうし、よく聞くんですけど、でも、仲間がいるから自分らしくいられるんですよね、本当は。
っていうのは自分の苦手とする部分を他の仲間がいてくれるからやらずに済んでて自分らしくできるってことがあるんですよね。攻撃の選手がね前の方で攻撃がしやすいのも守備が得意で好きな選手がチームにいてくれるからじゃないですか。
みんな攻撃が好きな選手ばかりだと、気が合うんですけど、そうすると俺もシュート打ちたい、俺も打ちたいって、結局そこで揉めちゃうんですよね(笑)
僕は、自分らしくプレーしてる選手を見ていたいというか、自分の得意を発揮して、自分の好きなプレーをしてる選手を見るのがやっぱり好きなんですよ。
輝いて見えるし、楽しそうだなんですよね。守備が得意な選手も攻撃が得意な選手も、いろんな選手がいてほしいんだけど、そうするとマネージメントが少し大変になるということがバラバラしたり(笑)。でも何かそこの多様性の中で、相手をリスペクトしたりとかその人がいてくれるおかげで自分の好きとか得意に集中できるんだなぁ、と気づけると変わるんですよね。
僕はそこがスポーツの本質というか、スポーツを通して気づかせてもらえる大切な要素だなって思っていて。
今日はそんな話をしてみました。

静華さん)
なるほどな〜。
私、前も言いましたけどあんまりそういうスポーツの経験がなくて、そういうスポーツ視点で物事を考えるってことがないので、いつもタカさんの話聞きながらなるほどねそういうのって日常にもすごく応用できるなーって思って聞いてたんですけど、相手と自分と違うとついこっちが正しいのにって思ったりとか、こっちの方ができるのにって思ってしまったりすることもあると思うんですよね。相手のできないところばっかりが見えちゃったり。でも本当今日の話聞いてるとそういう人がいるからこそ自分も引き立たせてもらう部分もあるし自分が自分を活かせる場所が周りの多様性のおかげで目立つっていうがありますよね。


TAKAさん)
尖っていると、日本だと、周りに合わせなきゃいけないから尖った部分を削らないとって思ってしまうんですけど、本当は尖った自分のままでいるために仲間がいるとか、あいつの尖りを俺らがカバーしてやろうみたいな風になると自分らしさを我慢することなく、それでも結果が出るというか目的を達成できるっていうことになるなと。そんなチームや社会って素敵ですよね。

いつも聞いてくれてありがとうございます。ではでは、いってらっしゃい。いってらっしゃい。


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