糖質制限の向き不向き
糖質制限をガッツリやったのは私です。
今までカロリー制限して、好きな物も我慢して、運動も頑張って、でもたいして痩せない…
そんな時に、炭水化物さえ抑えれば、脂質を多く摂っても大丈夫と聞いて、なんて夢のようなダイエットなんだって思いました。
しかもカロリーは気にしなくていいって、最高!と思い、どんどんハマりました。
そんな方もいるのではないでしょうか?
糖質制限が流行って数年がたち、糖質制限は辞めた方が良いよって耳にすることも増えましたね。
それってどういうことなんでしょうか?
それは、糖質制限には合う人合わない人がいるからです。
特に女性は体調不良になる人がいますので、気を付けた方がいいです。
その理由は、男性より女性の方が筋肉が少ないからです!
食べ物を食べ、余った糖分(グリコーゲン)は肝臓と筋肉に蓄積されます。
食事から時間が経つとエネルギーが不足してくるので、肝臓と筋肉に蓄積されている糖分を使います。
しかし、糖質制限をしていると糖分が入ってこないので、肝臓や筋肉に蓄積される量も減ってしまいます。
エネルギーが欲しい時に糖分がないので、筋肉や脂肪を使って糖分を作り出すしかないのです。
女性は男性より筋肉が少ないので、糖質制限をするとエネルギー不足におちいりやすく、体調不良になることがあります。
糖質制限で起きる不調として、甲状腺機能低下症があります。
これは、糖分が入ってこないので、命の危機と判断し、体は省エネモードになります。
代謝が悪くなり痩せにくくなるということです。
他にも、疲労感、寒気、倦怠感、食欲の低下などもあります。
痩せる為に始めた糖質制限で、甲状腺機能が低下し、痩せにくい体になってしまうなんて、流行りだした頃は想像できなかったと思います。
私は糖質制限をして体調不良になった1人です。
甲状腺機能低下症、貧血、低血糖、肝臓も弱まったり…
他には糖質を食べる事が怖くなってしまい大変でした。
その時には何をしても痩せなくなっていました。
脂質が少ないからだと思い、ドバドバとオリーブオイルをかけたり、肉ばかり食べていました。
特に、妊娠中と授乳中に糖質制限をやってしまった事は後悔しかありません。
いつもフラフラしていたし、子供が低体重で生まれてしまった経験もあります。
頭の中は常に食べ物のことばかり考えて、美味しそうな物をSNSで見てばかりいました。
精神的にも辛かったです。
その時食欲コントロールダイエットに出会い、糖質を摂取し始めました。
お米を普通量食べれるようになるのに数年もかかってしまいましたが…
同じように糖質制限で体調を崩され、今糖質を増やそうとしている方もいると思います。
でも食べるのが怖い、体重が増えるのが怖いのではないでしょうか?
糖質制限は結局水分が抜けた状態になります。
糖質1gには水分が3gくっつきます。
糖質制限で体重が減るのは、この水分が抜けるからなんです。
糖質制限を辞めて糖質を食べるようになると体重は増えます。
それは体の水分量(糖質にくっついた水分)が増えるからです。
体重が増えたと悲観して、糖質を通常量に戻すことがなかなかできない方もいると思います。
でも徐々に増やしていけば大丈夫です!
私もそうでした。
今は茶わん1杯の米(150g)、手のひらサイズのたんぱく質、具沢山の汁物、副菜、のイメージで食べています。
昔から言われているバランスの良い食事です!
普通の食事に戻していくと、この量で満足できるようになりました!
糖質制限時代は、食べても食べても満足しませんでした。
遠出する時は、ローソンがある度に寄ってロカボな物を買いまくっていました。
ずっと食べていた状態だったのに満足できませんでした。
今ならわかりますが、血糖値が上がらず、脳はエネルギー不足と感じて食欲を強めていたんですね。
今は1食150gもお米を食べていて、昔の自分からは想像もできません。
食後の満足感もあるし、でも痩せてきています!
健康の問題もありません。
糖質制限は合っている人もいるし、痩せた方もいます!
しかし、激しくやると体調不良や、摂食障害への懸念もあるので、自分はやっても大丈夫か判断することが大切です。
メリットもあるけれど、デメリットに目を背けてはいけないと思います。
もうリバウンドしない為にも、厳しいダイエットは辞めませんか?
それでは次回もお楽しみに!
では、また!