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理想と現実のせめぎあい、な母の日

もう、最後に記事を書いたのはいつだろう、と遠くを見つめることで精いっぱいな森のキノコです。

世の中は、太陽フレアの話題がワクワクとドキドキのせめぎあいの中でもり上がっています。
アラフィフあるあるで、夜中に目が覚めた時も、オーロラがみえるかなあ、なんて思いながら窓から外を見たけれど、ただの真っ暗な空と、「眠らない港」の明かりで通常営業の私のいる現地でした。

そしてたどり着いた母の日。苦笑
母の日前日の土曜日の昨日、私は相変らず、娘の送り迎えで、場所から場所への移動に朝から追われていました。
彼女をアルバイトのレストランでおろして、私は、わがままになりつつある我が家の「お爺ちゃん猫」のおやつを買いに走る。
全てが分単位で動く土曜日。

頭の中では刑事ドラマの犯人を追いかける車を追跡する、いわゆるカーチェイスをしているドラマが繰り広げられている。
車を乗り捨て(正しくは、駐車場に停め、)スーパーに逃げ込む犯人を追いかける(車にきちんとカギをかけて、スーパーに向かい歩く)刑事。
中に入ると、人をかき分け、犯人を捜す(週末で混んでいる売り場を、すいませーん、とペコペコしながらペット売り場を目指す)・・・・

とくだらない想像をしながら、ペット売り場を目指し、その手前にあるにぎわう、生花エリアを通り過ぎようとしたとき、30代半ばの若いお父さんと、2歳くらいの男の子が「母の日ミニバルーン」を選んでいたのが目に入りました。
お父さんは長身のイケメン(この時点で刑事ごっこがロマンス映画に早変わり。笑)小さな男の子は、お人形さんのようにかわいくて。
小さなバルーン一つをつかむと、お父さんを見上げる「そうか、お母さんはそれがいいかな。いい見立てだね」とバルーンをつかんだ男の子を抱き上げたお父さん。絵になりすぎるほど美しい瞬間を見てしまった。

そう、世の中には美しく幸せな生活をしている人たちが一定数いるということ。そしてその反対には、「あるわけないっしょ、そんなこと。平日平日、通常営業我が家は」というママたちも私を含め存在している現実もある。
現実というのは厳しいものだ(笑)
そう、(笑)とつけられるのも、年数がたったからかもしれない。
もちろん、うらやましい~と思う時期もあったほど、母の日のうらやましいストーリーを聞くこともあったし。
ベッドに朝食が運ばれるとか、我が家は病気になってもないし(爆笑)

でも、大事なことは「感謝をする日」ということ。
とはいえ、イケメンのご主人とお人形さんのような息子ちゃんにお祝いされる母の日も、せめて来世くらいではかなわせてくれよ、と思うのも正直なとこですが・・・・。←しつこい。いや、でもしつこくなりたいほど、素敵なお父さんだったのです・・・・。

なので、改めて私はこの日、自分の母を思う。
去年の母の日から、変わったことは、母が薬を飲み始めたこと。
そしてその薬をやめることができる方向に、いろいろ駆使してきた1年。
でも、それが母の生活を見直すきっかけにもなったようで、それはプラスになったことと、自分の生活も改めて見直すきっかけになったな、と改めて思うのです。
母の真摯に「生きる」という姿勢には、本当に頭が下がります。
そしてそんな母も「母の日の現実と理想の狭間」で今日を迎えているようで(笑)
兄夫婦に強行突破の一日旅に、奥さんのご両親とともに、連れられて行きました。
「忙しい二人の好意をちゃんと受け止めないとね」と行きたくないとつぶやく母に、諭す娘の私。
でも、心のどこかでは、兄も少し母の状況を考えてくれればいいのになあ、と思ったりするのも現実。

人の思いとは、本当にいろんな形があることを知ると、嫌だなあという思いも、何故かフラットになれると、学んだことを思い出した母の日。

イケメンとお人形のようなお子さんを持つお母さんたちも、通常営業でなーんにもないお母さんたちも、みんなが最後には笑っていて、あーー疲れた!とぐっすり寝ることができれば、母の日はそれでよし。

だけど、私はここからささやかながら、後者のお母さんたちに、「お疲れ様~」と「明日からもまた元気で行こうね~」の思いを送りたいと思います。

そして最後に自分には、このお借りした写真のタイトルのように、自分に花を買って、自分自身をねぎらおうかな、と思っています。
そして「母の日お疲れ~」メッセージを送ってくれるお母さん仲間に、コーヒーを飲みながら、返信する。
これが我が家の母の日。

さ、今週も気合を入れていきますか!



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