七十二候の【土潤溽暑】に入ります。
「土潤溽暑」は「つちうるおうてむしあつし」と読みます。「溽暑(じょくしょ)」とは湿気が多くてむし暑いこと。土がじっとりとして蒸し暑くなる季節です。
一年を72に分ける七十二候の35番目です。二十四節気「大暑(たいしょ)」では次候になります。8月1日まで。
土潤溽暑 Tsuchi uruōte mushi atsushi
“Earth is damp, air is humid.” July 28-August 1
(damp:じめじめした humid:しめった)
草いきれ畑の胡瓜もいでゆく 一郎
暑さが土のなかの水分を蒸発させ、草むらから夏の匂いがたちこめます。草いきれです。
畑に朝水やりに行き、帰りに新鮮な野菜をいただいてきます。すべてが育つ夏の真っ盛りですね。
夏の暑さの呼び方を紹介します。暑さの盛りは「極暑(ごくしょ)」、燃えるような暑さは「炎暑(えんしょ)」です。苛酷な暑さは「酷暑(こくしょ)」といいます。
「夏日」とは最高気温が25度以上の日、「真夏日」は30度以上の日のことをさします。35度以上は「猛暑日」です。
夕方から翌朝までの最低気温が25度以上の夜は、「熱帯夜」と呼びます。30度以上は「超熱帯夜」です。
何だか書いているだけで熱中症になりそうです。
きょうは土用の丑(うし)の日です。昔から「うなぎ」など、「う」のつくものを食べて精をつけてきました。ほかに「瓜」「うどん」「うめぼし」も。土用の食べ物としては、土用餅、土用しじみ、土用卵があります。さあ、今夜は何を食べようかな。
東京オリンピックは開幕いらいメダルラッシュがつづいています。こちらはいくら熱くなってもOKです。
あなたが幸せでありますように
琵琶湖のほとりの草庵にて
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