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完璧でいようとすればするほど、人からの繋がりが無くなっていく

人はジグソーパズルのピースのようなもの。
尖ったり、凹んだりしている部分があるからこそ、それに合うピースを持った人が
「助けるよ~」と言って、繋がってくれる。

逆に、なんでも完璧にできればできるほど、周囲の人は
「あの人は、なんでも完璧だから」と助ける機会を失ってしまうのです。
そうすると、何が起きるか?というと、【孤独】になっていくんですね。。

お金を稼ぐことよりも、人との繋がりを断たれる方が、人は幸福度が下がってしまいます。
お金も、3000万円以上からは幸福度は変わらないと、言われますしね。

幸福度の観点から、【完璧になること】のデメリット部分を見ていきたいと思います。

◆自己否定から始まる人生

完璧を目指そうと思ったら、「まず、自分のできないところを克服しないと!」と思う人もいるかもしれません。

結局、
「自分で自分のことを否定する」ということが癖になってしまうと、
どんどん、「できないことを、できるようにしないと」となってしまう。

でも、よく考えてみて欲しい。
自分が「できない」と思うことを「できるようになった」ところで、果たして、「できるようになった~!」と思えるだろうか?

案外、周囲を見渡して、
「あ、あそこに、自分よりもできる人がいる!やっぱり、自分はまだまだ、できないんだ」とならないだろうか?

もともと、「好きで、自然とできる人」なんて、ごまんといる。
上には上なんて、当然いる。

だとしたら、自分の欠点を埋める作業・行為って、続ければ続けるほどしんどくない?

学生時代には、先生から、こう言われたことはないだろうか?
「行きたい学部・学科があるのなら、苦手科目を克服すると合格しやすいよ」
これって、一見まともそうに見えますよね?

得意科目を70点から90点に伸ばすのはしんどいけれど、苦手科目40点から70点に伸ばすのは、プラス10点も多く稼げるという風に見る、評価方法です。

実際、私も大学へは内部選考だったとはいえ、苦手な英語を克服しないことには、進学できなさそうだったので、それまで、平均点が20~30点ぐらいだったのを、65~70点ぐらいにまで伸ばした記憶はあります。
ただ、その時は、「心理学科に行く」と【決めた】あとだったので、「英語さえ克服すれば行けるんでしょ?」ぐらいな氣持ちだったと思います。

学生時代は、それで良かったと思います。
ある種の、行きたいところがあるのなら、その条件と引き換えに苦手を克服で済むのなら、克服してしまいましょう、という感じでしたから。
苦手を頑張る期間が1年(人によっては2年?3年?)と限定されているから。

でも、社会人や大人になったら、苦手克服は、資格勉強以外は、必要ないと思ってます。

そんなことをしていても、自己肯定感は、上がりませんしね!
理由は、先ほども言ったように、
「上には上がいる」からです。

そして、「いつまで経っても、自分を褒めてあげられない」という、負のスパイラルに入ってしまうからなんです。
だから、自己否定から、始まる完璧を目指すのは、やめにしませんか?

◆できないことを人にお願いする

できないことを人にお願いする時には、
いろんな思いを抱くこともあるでしょう。
私なんかは、絵が描けませんので、似顔絵をお願いしました。

似顔絵師さぁちゃん作

コンサルしている感じを出したかったので、PCで、指差し説明しているところを表現してもらいました。
この絵を見ると(セミナーなどのスライド資料に登場します)なんか、ニマニマしてくるのです。

明らかにできないと分かっていて、人にお願いするのは、出来上がりを待つだけでワクワクできます。
逆に、出来上がりが、想像以下だった時には、ちょっと悲しくなることでしょう。
結局、人にお願いするとか、お買い物するというのは、「自分ではできないこと」なんだと思います。

前に、もう3年ぐらい前になるかな?
自給自足が氣になって、湯河原では、海の近くなので、
「海水から塩が作れたら自給自足に近づくかも!?」と思って、実際に、海水を汲んで塩作りにチャレンジしたことがあったんですね。

でも、3~4回、塩作りをして、思ったことは、
「こんなに大変なら、スーパーで、100円~200円。多少、良いところでお値段張っても、良い塩が買えるなら、自分で作るのはやめよう!」と思ったんですね。

だから、塩を作っている人に、感謝する氣持ちを持てるようになったんです。
スーパーで、肉や野菜など、買うのも同じ原理ですね。
代わりに作ってくれる人がいるから、私たちはこのお値段で買って食べることができる。

そこから、できないことをお金でお支払いできることって、本当はすごいことなんです。

逆に、私は、元経理ということもあり、エクセル操作や、資金管理なんかは、得意です。
個人でお願いされたりは、したことはありませんが、父親の成年後見人活動をしたときは、資金管理スキルは役に立ったのではないか?と思います。
(それでも、会社の経理と違って、なんとなく大変でしたけど)

それこそ、お金持ちの人の資金管理なんか、任されたら、喜んでやってしまいそうです。
どこかの過去世で、プライベートバンカーだったんじゃないか?と思うぐらい。

結局、ここで言いたいことは、
「できることは、人の代わりにやってあげ、できないことは、人にやってもらうか、お金を介して購入する」ということで、人は繋がりを保っていくんだろうな~ということ。

そして、自分が役に立っている実感を得て、幸福度が増していくんだろうなと思います。

そこに、感謝などが無くなったときに、人は、自分の居場所や価値を見失うのかもしれません。

本来は、そういった、求める人と求められる人を繋ぐのが、就職・転職・人材紹介・人材派遣の役割だったと思いますが、今では単なる人身売買か?というぐらいの雰囲気もありそうですが、仕事や物の売買というのは、人の幸福度の橋渡しなんだろうなと思います。

なので、できないことを人に頼んだりお願いすることは、恥でもなんでもなく、win-winになれる第一歩なんだと思います。

そのためには、自分の
「これ、できなーい。苦手ー」というのを、早めに理解しておくのも、一つの手かもしれません。

経験不足ということで、生じるもあるかもしれませんが、
私の中で、「苦手ー!」と思うのは、家事の洗い物。

人によっては、「洗い物得意ー!大好きー!」という人だって、当然いるのです。
そうでなければ、家事代行サービスとか、家政婦さんなんていうのは、この世になかったでしょうから。

◆価値観×好きなこと×できること

「自分が何が向いているかわからない」と悩む人は多いでしょう。

そうすると、世の中にある
「できること、できそうなこと」から、仕事を選んだりして、つまらない人生にしてしまっている可能性があります。

このテーマについては、またの機会に深く話していきたいと思いますが、この3つを追究していくことによって、
自分の中にある
「求められる喜び」というのが、育っていきます。

大事なのは、自分のことを自分一人だけができるようになっても、それこそ、無人島で一人で生きていくのと同じぐらい空しいもの。

それよりは、ある程度のコミュニティや人間関係の中で、
「自分にできることはあるかな?」
「自分が役立てそうなことはあるかな?」
「ここでは、自分の大事にしている価値観が生かせそうかな?」
と、キョロキョロしながら、探して見つけていくことが、この世の生きる喜びなのかもしれません。

お金だけを目的にしてしまうと、【人との繋がり】という部分で、希薄になってしまう可能性はあります。

もちろん、孤高な生き方もアリだとは思います。
私も、個人的には、いろんな人とワチャワチャするよりは、一人静かに、孤高の生き方を突き詰めたい部分も強く持ってはいます。

でも、やはり、人との繋がりを断たれてまで、孤高でありたいか?と言ったら、さすがに、寂しい氣もします。

要は、バランスですよね。
助け合える関係性が築けるところ。
その上で、自分のできる部分を広げて、自給自足なり、孤高の生き方を追究するなり、していくというのが、いいのかもしれません。

人によっては、「一人でいないで、みんなで一緒にいましょうよ」というのが、大事な価値観の人もいるでしょう。

でも、価値観を無視した、「できること」だけで繋がる関係って、自分を大事にされてない感が出てしまうので、それも慎重にやらないと、幸福度が下がってしまうのです。

だから、【価値観×好きなこと×できること】の組み合わせって、大事なんです。

価値観の多様性というか、そういったことが、少しずつ広がってきている、この時代だからこそ、
【できることだけじゃない、好きなことだけじゃない、価値観だけじゃない、全部が一致したゾーンを大事にすること】が、一人一人形にできれば良いと思っています。

全ての人の幸福度を満たすというのは、難易度は高いと思いますが、似た者同士の人の幸福度を高めるのは、できるのではないかな?と思います。

もちろん、「最低限のできること」というのは、人それぞれ持ち合わせた方が良いでしょうし、できないよりはできた方が良いでしょう。

でも、それによって、
「あの人は、なんでもできるから」ということで、助けてもらえなくなるのは、寂しいことですよね。

どこか一つでも、「できない、苦手」を残しておくことで、人間らしさというか、
「あ、この人も人間だったのね」というように、思ってもらえることでしょう。

ある種の不完全さが、人としての「愛らしさ」にも、繋がっていくのかもしれません。

今回は、普段は、ご自身に厳しい人も多いでしょう。
完璧にやろうと思うこともあるでしょう。

でも、時には、
「こんな、ダメな自分でも良くない?このダメなところを助けてくれる人がいるかもしれない。そんな人の繋がりを大事にしよう」と思う機会になれば幸いです。

要は、
【ダメな自分でもOK】ということを伝えたかったということです。

あなたの人生のヒントになれば、幸いです。
あなたの人生が良くなるよう、心から応援しています。

今回も記事をお読みいただきありがとうございました。

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「人間関係や性格分析等、人や自分自身とより良く関わっていくには?」
という視点からお届けします。
第4金曜日のみ、しばらく現代版算命学シリーズをお届け予定です。

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つっちー/土坂有加 (心理学出身の傾聴もできる夢かなコーチ)
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