なぜ、人は、コミュニケーションでぶつかるのだろう?
これまで、人生を生きていく中で、誰ともぶつかったことがない人はいないのではないでしょうか?
よっぽど、がんじがらめに、自分の意思も持てないような環境いる状況でもなければ、何かしらの衝突を誰もが経験してきているはず。
では、なぜ、このようなことが起きるのか?
考えていきたいと思います。
◆どっちも、自分が正しいと思っているから。
それも、「圧倒的に自分が正しい」と思っている。
これは、宗教戦争などを見ていれば、わかりますね。
どちらも、自分たちの信じている宗教や、価値観が正しいと思っている。
だからこそ、相手は間違っていると、言わんばかりに攻撃的になり、それがエスカレートして、戦争になっていってしまう。
まず、正しさを追求してしまうと、世の中が「正しい・正しくない」の二元論になってしまいそうです。
なぜ、そのような方向に向かってしまうのか?ということは、ちょっと複雑性もあるので、今回は特に触れませんが、
「正しさ」を価値観の中心に置くことは、かなり危険な気がします。
そうは言っても、簡単に「正しさ」を手放すことは難しいですよね。
◆心には扉がある
心には扉がある。
それを知らないで、無理やりこじ開けて、伝えようとする。
でも、扉が開いてないときに、いくら伝えようとも、心には入ってこない。響いてこない。
だから、「言っている内容ではなく」
「誰が言うか?」が重要視されてしまうのは、
「この人の話なら聞きたい」と、心の扉が開いているからに過ぎない。
これらを、カウンセリングの現場や、営業の現場では、信頼関係とか、ラポールを築くという言い方をします。
要するに、信頼されて、心の扉を開けてもらうようになってから、初めて、本当に話したいことが話せるということなのです。
そのために、何度もお邪魔したり、(接触回数を増やすことは、心理的にも好感度や親密度を増すことが証明されてます)、相手の好きそうなものを探って、会話をしてみたり、プレゼントしてみたり。。
お笑い芸人が、結婚や彼女ができやすいのは、会話のつかみをうまく使って、相手の懐に入りこめているからということもあるでしょう。
◆コミュニケーションには、4つのパターンがある
7つの習慣では、コミュニケーションには、4つのパターンがあると言います。厳密には、「交渉」ごとかもしれませんが、日常生活でも、よくあるやり取りだと思うので、そのまま進めていきます。
win-win(自分も勝ち、相手も勝つ)、
win-lose(自分が勝ち、相手は負ける)、
lose-win(自分が負ける、相手が勝つ)、
No Deal(取引しない)
健全な交渉事は、win-winか、No Dealですね。
どっちも負けるような取引なら、そもそも取引成立させない方がマシです。
しかし、会話では、どちらかが勝った負けたのやり取りが非常に多いことでしょう。
そうなってしまう原因の一つに、エネルギーヴァンパイアがあげられます。
◆エネルギーヴァンパイア
さて、話の流れで、エネルギーヴァンパイアがやってきました。
過去にも、他の記事でも、エネルギーヴァンパイアのことを書いていたりするので、気になるようであれば、他の記事も見ていってくださいね。
私の投稿では、何度か、登場するこの言葉。
文字通りに読むと「エネルギーを奪う人(エネルギー吸血鬼)」ということになります。
会話のやり取りで、げんなりすることありませんか?
あれは、あなたのエネルギーの生気を吸われているのです。
「あの人と話すと疲れる・・・」ということありますよね。
反対に、「あの人と話すと元気になる。ワクワクしてくる」人もいますよね。
それが、「気が合う。気の合う人」ということになります。
簡単に日本語で「気」、英語で「エネルギー」と表現しているという風にとらえてもらえればと思います。
「気持ちがいい」の「気」が長持ちするということでもあります。
日本語って、的を得ている表現があって、時々嬉しくなります(単に言葉遊びが好きなだけ)
「気」って見えないところで、交流しているんですよね。
それが、相乗効果で、よりよいエネルギーに高まっていくこともあれば、奪われて、げんなり・がっくりということもあります。
最近は、とにかくも、「げんなり・がっくり」来るような相手とは距離を置く努力をしてます。
それが、自分自身を守る、一番最初の手段だと思います。
どうしても、対峙しないといけないような相手であれば、そこは、念入りな準備が必要かと思います。
それこそが、win-win、相乗効果を生み出す対話なのかもしれません。
私としては、深く関わるよりも、相手に期待をしない。自分を満たすことの方が優先と思っているので、対峙というやり方は得意ではないのですが、この辺り、誰か得意な方がいたら、教わりたいものです。
◆家族が一番難しい
家族が一番、楽なこともあると思う。
しかし、家族が故に、他人とは違う「遠慮」がなさ過ぎて、
それがストレートに刺さってくることもあるでしょう。
他人だったら言わないようなことも、ズケズケ言ってくる。
ましてや、毒親だとか、そんな存在に育てられたかも?と思うときは、余計、一番、近寄りたくない、一生離れていたいと思うこともあるでしょう。
実際、私は、認知症になった父と一緒に住んでいた時は、取っ組み合いもしましたし(夜中に首絞められましたね。汗)
グループホームに入居できてからの方が、スタッフさんや同居者さんたちにそれなりに愛されて、父自身の人間性も酷くならずに、いい方向に進みながら、肉体寿命を全うしたような気がします。
(死ぬ直前のクリスマス会では、オペラを披露したとか?そんなスキルありましたっけ?と子どもながらに思ってましたが、他の入居者様からの喝采を浴びて喜んでいたようです)
今は、父には、ある意味、私の中での、ネタ提供者みたいになっているので、怒りとかでもなく、遠い昔の記憶のような存在になってきています。
言い方は悪いですが、とにかく、私にとっての、良い研究対象でした。
近くにいるのは、厳しくとも、距離を取ることで、適正な関係性になる。
それぐらい、家族というのは、エネルギーが近すぎて、取り扱いが難しいのかもしれません。
自分が、また新しい家族でも持てば、違う感じになったのかもしれませんが、今の時点では、一人でいることを選択したので、何とも言えません。
ただ、「家族」という枠に縛られて、自分が苦しくなるなら、飛び出してみるのも一つの手だと思います。
実際、一人暮らししてみて、案外どうにかなるものなのだなと感じました。
◆自尊心がない人ほど、攻撃的になる
これは、私が何となく、これまで、攻撃的だった人たちを思い返してみて、感じたことです。
自尊心があれば、多少の意見や価値観の違いなど、じっくり時間をかけて、その齟齬を埋めていく努力をすると思うのです。
でも、自尊心がない人は、まず「怒り」が先に来る。
本当は、「怒り」という感情は、第1感情ではなく、第2感情だと言われています。
最初に「傷ついたり」「ショックを受けたり」「期待を裏切られたり」することで、それが瞬間的に【怒り】に変わっていくのだと思います。
そのスピードが速い、からこそ、怒りをコントロールできないのだと思います。
そもそも、第1感情ですら、常に「相手に期待をしている」ということから来るものです。
常に軸が相手なのです。
そして、その相手というのは、その人自身の親だったり大切な人だったり、あるいは、その投影でしかないと思っています。
つまり、親から大事にされた感じがしない人ほど、自尊心が低く、攻撃的になっているように、感じました。
しっかりした、証拠や、論文があるわけではなく、私の肌感覚なので、これが合っているかどうかは、わかりませんが、そういう傾向を感じたということです。
あと、私が人から怒りを向けられるときは、大抵が私自身に怒っているというより、本来、怒りたい身近な相手がいるのに、その人とうまく対峙できてないのを、似た要素を持つ私がいることで、怒りの矛先が向けられたこともあります。
具体例を挙げると、既婚男性で、奥さんが片付けとか、逆算して物事を進めるのが苦手。それに対して、怒りがある。(もっときれいにしてほしい、片付けて欲しい)
そして、私の似た要素を持っている。
(私の場合、仕事の相談事)
私も逆算苦手なので、そこをフォローしてもらいたかったのに、怒りとなって、最後は、いろんな人を巻き込んだ修羅場で終わりました。
あの時は、しんどかったですねぇ~。
しばらく、人間不信やら、自信喪失となった、私の中でのつらい体験でした。ある意味、最初のチームづくりに失敗した、お勉強でした。
そのあとに、コミュニケーションスキルの教材に高額払ったような(苦笑)
まぁ、すべてに意味があると思うので、この体験も、今の私を作っていると言えます。
この時の体験は、今でも、自分自身の非で責められたというより、相手の中の怒りのタネがあることを見抜けなかったことが、一番の問題だったのかなと感じてます。
◆自分が満たされている人ほど
ここまで、読んでいただいた方は、お分かりいただけると思いますが、自尊心が乏しい人ほど、攻撃的になるのだとすれば、「自分が満たされている」人ほど、相手に過度の期待を持ちませんし、相手を必要以上に裁く事もしません。
そのため、人とぶつかることもなく、平穏、平和な状況を作り出せているのではないでしょうか。
当時、私自身、攻撃的だったとは思いませんが、自尊心や自信は、無かったと思います。
勤めてた会社も、「自信なんか、やった後についてくるものだから、最初はハッタリで行け」という感じのところだったので、自信や自分自身をどうやったら満たすのか?なんていうことは、当時は知る由もなかったですし、今になってようやく、「自分を満たす」ということを意識し始めたところです。
そして、今まだ、この部分については探究中ですが、「自分を満たす」ことができるようになると、周りもご機嫌さんになるということが、なんとなくわかってきました。
ちょっと前から【ご機嫌さんの集まる世界作り】のようなイメージを持っていましたが、それには、「自分を満たす」がかなりキーワードだと感じています。
では、どうやるの?という部分は、もう少しまとまってから書いてみたいと思います。
◆今、コミュニケーションにおいて、ぶつかっているな、と感じたら
まずは、自分自身が、どれだけ満たされてないか、これまでの状況や行動を見返してみましょう。
常に「他人のために動いている」という感じがするようでしたら、いったん、「自分を喜ばせる」ということを大切にしてみてはいかがでしょうか。
ちょっと前の記事でも、自分を満たすための方法を、簡単に書いていますので、お時間のある方は、読んでみてください。
すでに、ずっと満たされない感覚があるようであれば、自然の中に出かけるのもありだと思います。
自然は、あなたから「気」を奪いません。
だから、旅などに出て、自然に触れて返ってくると、スッキリした感や、都会に戻ってきた時の重苦しさとの落差にびっくりするかもしれません。
自分の中の「満たす」リストが充実すればするほど、コミュニケーションや環境、そして、心の中の充足度が変わってくると思います。
コミュニケーションスキルを高めるのも、大切ですが、自分のメンタルが整うことで、周囲の環境が変わることを実感できるようになれば、これほど、素敵なことはないでしょう。
あなたの人生のヒントになれば、幸いです。
あなたの人生が良くなるよう、心から応援しています。
今回も記事をお読みいただきありがとうございました。
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