デジタルデバイド(情報格差)
デジタルデバイドという言葉を聞いたことがありますでしょうか?
デジタルというと、20数年前だったら、パソコン、10数年前だったら携帯、ここ数年で言えば、スマホ、タブレット端末など、いろんなデジタル機器が出てきました。
我が家は、小さい頃から、デジタルには弱いくせに、NECのパソコンを買うなど父がデジタル環境にお金を出す人でした。
ということで、ファミコンの時代から、ゲーム機がありましたし(そもそも、ファミコンの前の「テレビゲーム」という名のゲーム機もあった)、インターネットの初期(まだ、通信がISDNとかADSLとか騒いでた頃、今の人には通じない・・・苦笑)
しかし、世の中には、そういったものが疎い人たちや、そもそも、そういうことに触れる機会がないまま、来ている人たちもいます。
◆仮想通貨の世界を調べていくと
こんな単語に出くわすようになりました。
□DYOR
Do Your Own Researchの略で、「自分で調べて!!」って意味です。
DYORは海外のネットスラング辞典にも載るくらいよく使われるスラングです。
しばらく、目にしなくなってきたのですが、過去に、こんな単語がネット上に出回っていたのをご存知でしょうか?
□「ggrks」・・・「ググれカス」
この、「ググれカス」、DYORを見たときもそうですが、気持ちはわかるけど、表現ひどくない?と思うこともありました。
グーグル検索は、デジタルの世界を渡り歩くには、ものすごく最高のツールです。
そもそも、グーグルが出てくる前のヤフー検索の時代を知っているから、グーグルさんの精度の高さには、感謝というか、ひれ伏すぐらいすごいことなんです。
でも、人って、アナログの時でもそうですが、知らないと、平気で人に聞いちゃいますよね。
最初は、親切に教えてあげてても、途中で、「全部グーグルで検索すれば、知りたい情報は全部出てくるのに・・・」と思う気持ちはわかるんです。
私自身、そういう立場にいること多かったですから。
◆仮想通貨の世界やデジタルの世界は
詐欺案件が非常に多い世界です。
悪質メールとか、詐欺メールとか。。
仮想通貨の世界もしかりです。
特に、仮想通貨の世界では、「初心者なので教えてください」と下手にツイートしたり、発言したりすると、詐欺師が寄ってくるそうです(私はさすがにそこまでなかったですが)。
「何もわかってない」=【カモ】という図式があるようです。
また、なんでも教わっていたり、自分で調べる癖を身につけてないと「お金を失う」(イケハヤさん談)ことらしいです。
◆教える側のその単語(言葉遣い)は、ちょっといただけないけど
ggrks(ググれカス)という、単語は、個人的にはいただけないので、使いたくないけれど、教わる方の姿勢も、私としては、もうちょっと意識高く持ってほしいなと思うときがあります。
というのも、私は、社会人なりたてのころ、Windowsが世間に出回り、社内で1台しかなかった、時代から、各自1台の時代を経験してきていて、その光景を見て、自分で、Officeソフト(ワード・エクセル・アクセス・パワーポイント)とシステムアドミニストレータの資格を数十万円かけて勉強したんです。
ま、これが、後々にも役立ってますが、そうなると、年上の諸先輩方から「おーい、つっちー、教えて~」と社内で声が掛かるようになってくるんです。
社内なので、別に私のお給料が変わるわけではないので、あまりにも呼び出しが多いと、こちらも教えるのに、辟易してきてしまいます。
「こっちは、お金出して学んだのに、そっちは、タダでおしえてもらうのかよ」と、ちょっと、悪いですが心の中では思ってました。
そして、問題は同じ社内でも、私は当時、正社員型派遣なので、クライアント先で派遣さんとして、仕事していたので、そのクライアント先の社員さんにいくら尽くしても、時給が上がるわけでもない(評価に直接結びつかない)状況がありました。
交渉などすれば、違ったんでしょうが、ちょっと複雑な仕組みだったのと、パソコン関連の要望のことを除けば、クライアント先の人生の諸先輩方には、かなり優しくしてもらってました。(ラーメンご馳走してもらったりとか)
なので、表立って、「ググレカス」とか、「自分でもうちょっと調べてください」とは、言わないようにはしてました。
◆動画やブログでたくさんの情報はあるけれど
今では、10年前に比べても、さらに、情報の整備が進んでいて、みんな親切に作るなぁと思うぐらい、わかりやすい、ブログ・動画、情報サイトが充実してきています。
ウィキペディアだって、初期の頃には、なかったしね。
本当に情報が探しやすくなったし。。
話は変わるけど、昔、百科事典の営業というのがあったみたいですね。
うちの親もなぜか、もれなく百科事典購入してた。
子どもはほとんど活用してなかったけど。ただ、学校で百科事典などを使って情報を調べろという課題の時だけ重宝したかな。
それだけに、デジタルの世界ができたことで、年々、情報は集まりやすくなったし、わかりやすく発信してくれる人たちは増えてきたし
そんなことが起きてきました。
逆に、情報が増えて、一時期では、【まとめサイト】というのもありましたね。
このまとめサイトが閉鎖された理由は、似たようなまとめサイトの乱立、質の低下(著作権侵害等)ということらしいですが、【いろんな情報をわかりやすくまとめる力】というのは、なくならないニーズだと思います。
◆情報にお金を払う、代価を払うということは
私は、小さい頃から本好きなので、本屋で本を買うというのは当たり前のことでした。
耳が悪いので、テレビもドラえもんのようなわかりやすいもの見るばかり。
テレビだったら、一日タダで見れるようなものというイメージがあることでしょう。(NHK料金とか、電気代を除いてね)
映画なども、映画館で見るより、テレビで放映されるのを、待とう。という心理も出てきてしまう。
セミナーは、私が行き始めたころは、有料のしかなかったんですよね。
それが、無料セミナーが出始めて、ん?と思ったら、大抵は無料セミナーの後は、「オファー」というものがあるものなんですねと言うことを知りました。
今、自分が仮想通貨の世界をリサーチしていて、それを、人にわかりやすく伝えることができたらなぁと思って、調べているのですが、段々、感じてきたことは。。
仮に数時間のセミナーを開催して情報をお伝えするとしましょう。
そのためには、その数十倍の時間を掛けてリサーチするんだなと思いました。
だから、「教える人が一番学ぶ」ということがなんとなく体感として感じつつあります。
なので、仮にそのセミナーが数時間、数千円で学べるとしたら、その背景には、最低でも数十時間、多くて数百時間の時間とエネルギーが費やされているということを、認識された方がいいかもしれません。
タダで教わることほど、身につかないということも、また、大事なポイントになります。
(タダで相談するも、同じですね。状況にもよると思いますが)
◆教え魔であることは
私はどちらかというと、教え魔だし、有料・無料に関わらず、教えてあげることに、抵抗はないのです。
ただ、最近、なんとなく感じるようになったのは、
「教えたりしてあげることで、その人が、自分で管理する、学ぼう・調べようとする部分をダメにしちゃうのかな?」というネガティブ・マイナス面もなんとなく感じるようになりました。
一応、教え魔では、ありますが、相手の状況もそれなりに観察して、適切な時に、適切な情報を伝えるということを意識してますが、(要するに、吸収できないタイミング・意識の時に、教えたりしないということ)
それでも、相手の何かをダメにしちゃうんだなというのは、感じましたねぇ。
そんなに教えるのが好きなら、教師とか、講師とかになればいいじゃない?とか、思うでしょうが、「権威」は持ちたくないというか、持たないようにしているんですね。だって、自分が一番権威に弱いの知ってるから。
絶対振りかざすと思う(苦笑)
さすがに、若い頃と違って、自制心はそれなりについているでしょうから、エネルギーヴァンパイア的に権威を振りかざす事はしないと思いますが、でも、自分の中にあるということは、去年もちょっと体感した出来事があります。。。(反省)
他人からは、きっとわからないと思います。指導者っぽく振る舞えるから。
でも、それが怖いのです。それこそが、ちょっとした甘美なものですから。
多分、教わる側、子どもたち、生徒たちには、違和感を与えると思います。
でも、それが何なのか説明できないから、従ってはくれると思いますが、そもそも従わせた時点で、私のSっ気が喜んでしまいそうなので、封印。
まぁ、封印が正しいのか、わかりませんが。。
教え魔でいることは、純粋に好きなのか、立場に酔いしれているのか、見極めていく必要があるというお話でした。
◆個性の二極化はないけれど、情報の二極化は起きている
前に、冬至以降、二極化が起きるという考えには、私は、そんなざっくりとした二極化より、個々人の多様性が元々あるのだから、より多様化していくという内容を書きました。
ただ、情報という部分では、二極化が激しくなってきているかなと感じてます。
どんな分野でも、教えるー教わるの関係性がある。
誰でも拾えるような情報は無料で、ネットで拾えるようなことはあるだろうけれど、本格的に学ぶときは、大枚はたいて学んできたつもり。
大学だって、親が出していると、学費がいくらなんて言うことも意識しないだろうけれど、専門的に学ぶということは数十万~数百万円単位で出ていくことも当たり前だろう。
特に、公立と私立だけでも、学費は2倍~3倍違うと聞く。
学問に、投資できる家庭の子どもは良質な知識・情報を得て、より高額で学べるところに行ける。
今は、昔ほど「苦学生」という言葉は聞かれなくなったが、逆に「子どもの貧困」なんていう新しい言葉も生まれてきたりしている。
そもそも、この記事を書こうと思ったきっかけが、知っている人と知らない人の格差がどんどん広がっているなぁ~と感じたことなんです。
それが、デジタルデバイド(情報格差)という言葉で表現してみたわけです。
テレビしかない、ラジオしかない時代に生きてきた人たち、多分、50代以上の方は、仕事で触れない限り、スマホがせいぜいデジタルデバイス(デジタル機器)なぐらいでしょうか。
そうすると、テレビの世界で言うことと、デジタルの世界で流れている情報が格段に違ってくるんですね。
テレビを見ているぐらいなら、仮想通貨なんていうものは、触れる必要もないようなもの。
でも、デジタルの世界がこの数10年で、何千倍、何万倍、いや、そんな表現で収まらないぐらい広がってきている現状、いつアナログの世界がデジタルに取って代わられるか、わからないほど、大きな変化のうねりを感じるのです。
学校で教わったことだけを糧に、生きていけるほど、世界は狭くないよ。
ただ、そんなことを伝えてみたくなったのです。
あなたの人生のヒントになれば、幸いです。
あなたの人生が良くなるよう、心から応援しています。
今回も記事をお読みいただきありがとうございました。
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