イチョウ並木 黄金色の道
青空の下、イチョウ並木を歩いた
今が一番のイチョウの黄葉
黄色の大木がずっと先まで並んでいる
木の根元や道にまで黄金色のイチョウの葉がフカフカと積もっている
まだ鮮やかな色で柔らかく、枯葉には程遠い
視界一面に黄金色が揺れる
なんと豪華で豊かな色だろう
ここまで視界が黄色に染まることは ない
青空からの日光を浴びてさらに輝く
くるくる舞い落ちてくる葉も美しい
秋を代表する色
風も光も黄金色
春の桜が夢幻や儚さを感じさせるのに秋のイチョウからは豪華さや豊穣を感じる
これから冬の裸木になる前に盛大に着飾っているようだ
人生もこうだったらいいのにな
まっすぐ秋空に伸びるイチョウの大木が清々しい
毎年思う
今年の秋はいいな。
絵 マシュー・カサイ「イチョウ並木 黄金色の道」 水彩 P60