関西旅行 三重編(松尾芭蕉の生誕地 伊賀上野を巡る)
前回投稿した関西旅行の第2弾として、三重県の伊賀市を訪れた時についてのことを書いていこうと思います。
今回の観光ルート
・俳聖殿(上野公園)
・伊賀上野城(上野公園)
・芭蕉翁記念館(上野公園)
・だんじり会館
・上野天神宮
・寺町通り
俳聖殿
最初の目的地である上野公園に到着後、まずは俳聖殿へと向かいました。
俳聖殿は、松尾芭蕉の生誕300年を記念して1942年に建てられた建物であり、国の重要文化財として指定されています。
俳聖殿は上部が丸い屋根で、下部が八角形という独特的な形を持った建造物となっていますが、この建造物には、松尾芭蕉の旅姿を表しているという深い意味があります。
今回は見ることができませんでしたが、松尾芭蕉の命日である10月12日に「芭蕉祭」という行事が催され、伊賀焼で作られた芭蕉翁坐像が安置されている俳聖殿の内部が公開されるようです。
伊賀上野城
俳聖殿を後にして、同じ上野公園内にある伊賀上野城へと向かいました。
上野城は、伊勢国津藩で築城の名手と呼ばれている『藤堂高虎』によって建設された城です。慶長17年に伊賀を襲った大暴風によって、天守閣が倒壊してしまったため、現存する天守閣は当時のものではありませんが、石垣と内堀に関しては、築城された当時のまま残っているようです。
上野城は、天守閣白い外観が鳳凰が羽を休ませているように見えることから、別名「白鳳城」とも言われています。
天守閣の内部には、三重県の指定文化財となっている「唐冠形兜」をはじめとした、藤堂家や松尾芭蕉に関わる展示物が多くありました。
天守閣内を上がっていくと、著名な画家や政治家などから寄贈された色紙が天井に埋め尽くされている「天井絵巻」というものがありました。
伊賀上野城公式サイトより、画像を借用しました。
また、天守閣を登っていくと、伊賀市を一望できる絶景を見ることができます。
また、上野城にある石垣はとても高いことで有名であり、その高さは日本でトップクラスだそうです。
芭蕉翁記念館
伊賀上野城を後にして、同じ公園内にある松尾芭蕉の記念館へと向かいました。
記念館には芭蕉の生い立ちや芭蕉の句に関する展示物がありました。
だんじり会館
芭蕉翁記念館を後にして、上野公園のすぐ近くにあるだんじり会館へと向かいました。
だんじり会館の館内には、同じ上野地区にある上野天神宮が主催して行っている「上野天神祭」で使われている「だんじり」を再現したものが、3基ほど展示されています。
「上野天神祭」は伊賀地区で最も規模の大きい秋のお祭りとされており、毎年多くの観光客が訪れるそうです。また、「上野天神祭」は400年以上の歴史があるお祭りであり、国重要無形民俗文化財とユネスコ無形文化遺産にも登録されているそうです。
上野天満宮
だんじり会館を後にして、上野天神宮に向かいました。
上野天神宮は、菅原道真公を御主神として祀っており、学問や文芸のご利益があると言われています。
上野天神宮は、伊賀上野城を建設した藤堂高虎が上野城の建設と同時に再建したこと、松尾芭蕉が処女句集『貝おほひ』を奉納したことが知られており、伊賀上野にゆかりのある人が関わりを持っていた神社となっております。
寺町通り
上野天神宮を後にして、天神宮近くにある寺町通りへと向かいました。
寺町通りには、上行寺・妙典寺・妙昌寺・萬福寺・善福院・念仏寺・大超寺の7つのお寺が左右に連なって佇んでいます。
萬福寺には河合又五郎の墓所、上行寺には藤堂高虎をはじめとした藤堂家の墓所がありました。
今回は文章や説明が少なく写真メインのnoteとなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
下に前回の記事も載せておくので、読んでいただけると嬉しいです。
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