教えて人魚姫
人魚姫(アンデルセン童話)🧜
(979文字)
前投稿にあたり人魚姫を読んだ。
切なく感じその教訓も共感しづらい物語だった。自分の思考に投げかけてくる。
〈あらすじ〉簡潔に
海の底に人魚姫達が暮らしていた。
5人の姉がいる。15歳になると海の上へと昇ることが許される日がくる。人魚姫も15歳となり、海の上へ昇る日がやってきた。
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海の上には一艘の船があり、人間の王子がいた。人魚姫は一目惚れをする。
夜になり嵐がきて船は難波する。
王子は船から投げ出され意識を失う。
人魚姫は王子を助ける。
そこへ修道女が現れ、王子を連れて行ったので
人魚姫は、海の底にもどる。
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人魚姫は海の魔法使いに頼み、声と引き換えに人間の足を得られる薬を受け取る。
人魚姫は人間の姿になるが、声を失い、歩くとナイフでえぐられる様な痛みがあるのだ。
一時、王子の寵愛を受け宮殿に住む事にはなったが、その後王子にお見合い話しが舞い込む。
そのお相手は、人魚姫に容姿がそっくりで、あの時助けてくれた相手だと王子はそのお見合い相手と結婚してしまう。
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悲しむ人魚姫の元へ、姉達が髪の毛を
引き換えに、魔法使いからナイフを手に入れる。これで王子を刺し返り血を浴びれば、人魚の姿に戻れると助けようとするが、人魚姫はナイフを海に投げ捨て海に身を投げる。
人魚姫は泡となり、そのまま風の精となるのであった。🧚
〈教訓〉
悲しいけれど、一途な愛の物語です。
その後、風の精となって王子さまを守り続けているのかも知れないと思える素敵なラストです。
〈わたしは共感しがたい〉
声を挙げられない。言葉にできない。
それがどんなに辛い事か。
なぜ、自分を犠牲にしなければならないのか。
教訓は、言葉で伝えられない事がどんなに辛いことでしょう。
話せる事、伝えられる事ができるのなら、その事を大切にしましょう。
その権利を放棄しないようにしましょう。
と置き換えてみる。(自分だけの教訓)
なぜに…人魚姫
叶わなければ、泡となって消えるのに
人魚姫ではなくなるのに
あなたはなぜ気持ちを伝えるべき大切な声を引き換えにしたの?痛む足をもらったの?
無償の愛?
それとも閉ざされた人魚の世界から、大きな世界を見たかったの?
そこが一番知りたいの
サブリナ