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短編小説【沈黙の水】についてのあれこれ

「水は記憶の媒体装置」
そう聞いたのは、つい最近の事だったと思う。
この世の中には、無数の周波数が存在していて、それは人間である私達にも存在している。
しかも、それは物体があるものだけでなく、音や言葉、感情といったものにまである。

周波数を知る簡単な実験として、水を用いると良い。
これは私自身、実際に試して体験済みなのだが、水に癒し効果のある音楽を聞かせたものとそうでないものを飲み比べた場合、明らかに味が違う。
これは、音楽による癒しの周波数の影響を受けて、味がまろやかに…。

っと、ここは私メシウマな分野である為に、書き続けると、小説の話が蔑ろになるので、ここで止めて話を戻す事にする。

ともかく、今回の小説の着想は、その水が記憶の媒体装置であるというところで、私がそれをテーマに話を考えると、どうしてもホラーなストーリーになってしまうため、今回ももれなくホラーなのだが、少しミステリー要素も加えた為、ジャンルとしては、ホラーミステリーといったところだろう。
ようやくここから、あらすじを書いてみる(遅すぎるかw)。

作品紹介


ある小さな町に伝わる噂——「井戸の水を飲むと、過去の記憶が見える」
新聞記者の“俺”は、ふとしたきっかけでその町を訪れる。
取材のつもりで井戸の水を口にした瞬間、鮮明な記憶が目の前に広がる。
そこに映ったのは、夕暮れの井戸の前に立つ一人の少女。
彼女は何かを話していた。だが、その言葉は聞き取れない。
過去にこの町で起こった少女の失踪事件。
井戸が映し出す不可解な記憶。
そして、次第に募る胸騒ぎ——。
水は何を覚えているのか?
そして“俺”は、何を忘れているのか?
記憶の奥底に潜む真実が明かされるとき、物語は予期せぬ結末へと向かっていく——。


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