見出し画像

あるいは愛情


普段、ほとんど音沙汰のないひとり暮らし大学生の息子から連絡が来たら、それはだいたい、ほぼ100%救援物資の請求
「何か食べるものを送ってください」

今回は、急に冬が本気を出してきたので
「寒いから布団も送ってください」
が追加されていた

ちなみに彼は家族一倹約家
繰り返し同じものを食べる
もちろん自炊
基本徒歩or自転車
洋服も気に入ったものをとことん着る

本気で、見習わないと…と思う

そんな彼に送るためにありとあらゆるものを買い、隙間なく詰めて母はMAMAZON(ママゾン)を送る
必ず入れるのは彼の好物の干し芋、みかん、羊羹 好みが渋すぎる
カレーより肉じゃが、きんぴらが好きな我が息子
たぶん彼は人生2度目だと思う

息子にそんなこんなでいろいろしてたら、俄かにもう一人の我が子、娘も最近音沙汰ないな…と思って電話したら、そこから怒涛の人生相談からの精神ケア、メンタルケア、セラピーに入る
今年就職した彼女
だいぶ仕事に慣れ、最近は楽しそうな話ばかり聞いてきたが、ここにきて壁が立ちはだかっているらしい
長く生きていると、人生はそんなことの繰り返しなんだけど、一人で乗り越えるべき。という意見もあるけれど、寄り添いたい
背中を押したい、ダメなら受け止めたい
そんな母でいたい
と思うのでありとあらゆる手を尽くしたいと思うのだ

で、たくさんご飯におかずを作ってこちらは県内なので自配
冷めないうちに届けに行き、フットマッサージして、朝ごはん作って食べさせて送り出して帰ってきた

空の巣症候群になる暇なんてない
子育てのゴールはどこ?

まあ、小さい頃手がかからなかった娘への今が手のかけどき、心のかけどきなのだと思う

トマトリゾットに、ラザニアに、野菜の煮物に、具材たっぷりおにぎり、水餃子などなどたんまり持って届けた

水餃子は簡単に
パタっと閉じただけ
椎茸とか蓮根とか
いろいろ入れる


そして同じものを他県の息子に届けるには…と方法を探っている

手作りを食べさせたいじゃない?

ところで、昔 クウネルという雑誌に親からの宅急便の中身紹介ページをした号があった(と思う)
今回の一連で思い出したのだが、その記事が載っているクウネルを私はとうに売りに出しているよう
ないとなると読みたくなる
うー…
探しに行こうか バックナンバー
見つかるかなぁ

娘を送り出してから
娘の本棚のこちらを拝借
若山曜子さんのレシピは、おしゃれなのにちょっと背伸びすれば作れそうな気がする

食欲なくてもリゾットなら食べられる気がする

私にも買おうかな
それとも借りて帰ろうかな

いいなと思ったら応援しよう!