Twitterの閲覧制限はいいことか、悪いことか
Twitterの仕様変更が話題になっている。
一般人だけでなく、有名人や大企業もTwitterの代替サービスを目指すThreadsでのアカウント作成を発表したりとTwitterユーザーにとって大きな転換点となるかもしれない。
多くのTwitterユーザーの反感を買ったのはツイートの閲覧制限だろう。
Twitterを所有するイーロン・マスク氏は「一時的な制限」として具体的な数字と共に閲覧制限を発表した。
認証済アカウントは一日に6000件、非認証アカウントは600件、新規の非認証アカウントは300件までのツイートを閲覧でき、その後は制限がかかる、とのこと。
翌、7月2日に未だ閲覧制限はあるものの、緩和したことを発表した。
この一連の騒ぎについて昨夜、メディア業界で働く夫に意見を聞いてみた。彼は迷わず「マスクがしたことの中で一番社会のためになることだったんじゃない?」と答えた。
「そもそもTwitterは広告収入が少ないし、ユーザーがただただ時間を浪費しているプラットフォームだから」と、全Twitterユーザーを敵に回しそうな発言もしていた。(苦笑)
「ツイ廃」という言葉があるが、本当に一日中Twitterで過ごしている人も私たちが思っている以上に存在すると思う。イーロンもこう語る。
「トランス状態から目覚めろ。スマホを置いて友達や家族と時間を過ごせ」
これをきっかけに、いわゆるリア充が増えるだろうか、それともただただ他サービスへの流出が増え、そこで「ツイ廃」ならぬ「スレ廃」(?)となるだろうか。
何事もやり過ぎは健康を害するが、印刷技術が発達し出した頃、一般の市民にも新聞や本などが行き渡るようになった。
人々は「読む」ことに熱中し、文字の読み過ぎは健康に悪いと社会問題になった。
現在では明るい部屋で本を読んでいる限りは目が悪くなるよ、なんて言わないし、たくさん読書して偉いね、と思われるかもしれない。
また、これは母から聞いた話だが私が赤ん坊の時は紙おむつで子どもを育てるとその子どもは馬鹿になる、なんて言われていたそうだ。
今は布オムツで子どもを育てる人なんて相当なオーガニック思考の親でない限りいないと思う。
いつの時代も新しい技術や新しい流行は煙たがれたが、結局は人々は好きなことを好きなようにしてきた。
今後のソーシャルメディアの動向が気になるところだ。
7月7日 金曜日