職歴編その①~教員生活スタート~
2000年4月に私の教員生活はスタートしました。
正直、想像をはるかに超えるハードさで、病院で点滴を受けることもしばしば💦
辞めたいと思うこともしょっちゅうでしたので、まさかこの初任校に18年も在籍することになろうとは、思ってもみませんでした。
まずは、自分が教員1年目に感じた思いを書いていこうと思います。
①どんな学校?
地域2番手でしたが、1番手との差が大きかったため、1番手に追いつこう、という感じではなく、のんびり楽しい学校生活を送ろうという生徒が多い学校でした。普通科に加えて、専門学科が1クラスありました。
②どんな生徒?
素直で純粋な生徒が多かったです。やんちゃな子もいましたが、基本的に人懐っこい生徒ばかりでした。
ただ、1番手校に行けなかったコンプレックスがあり、部活動の公式戦で対戦することがわかると、1番手校の名前を聞いただけで怖気づいていました。
③その中で何を学んだ?
教員としての基礎を叩き込まれました。1年目は怒られることが多く、言われることをこなすだけで精一杯でしたが、その分かわいがってもらえました。初任者指導の先生に呼び出され、本気で怒られた時は絶望の淵にいましたが(笑)、その先生から学んだ生徒との距離感や、授業に対する責任感についてのお話は、いまでもしっかり胸に刻んでいます。
④一番の思い出は?
四半世紀たった今でも覚えているのは、授業アンケートで生徒に「人をバカにするのはやめてください」と書かれたことです。
その生徒は英語は苦手でしたが、いつもニコニコしていて、素直で優しい生徒だっただけに、その日はショックで眠れませんでした。
後からわかったことですが、私の授業中の指導に問題があったことがわかりました。他の生徒が授業中に自主的に発言したり、板書したりする中、その生徒は苦手意識からか積極的に授業に参加しようとしませんでした。
そこで私はその生徒の近くに行って個人指導したり、ヒントを伝えたりしていたのですが、それが逆効果でした。
生徒には自分の思いを伝え、謝罪をしました。バカにする気持ちはなかった、ただみんなと一緒に授業を楽しんでもらいたいと思っただけだと伝えました。
そんなこともあり、その生徒の名前と顔は今でも鮮明に覚えています。今思えば、それが教員1年目の1番の思い出なので、その後の怒涛の教員生活を考えれば、とても恵まれた1年だったと思います。
そして教員2年目になると、一気に仕事の質と量が変わります。続きは明日!