別人格の正体
「内在性解離」の状態は、実際に画面上で確認しながら実行しているメインプログラムとは別に、複数の隠れたプログラムが見えない状態(潜在意識下)で働いているようなもの
↓下記のサイトより引用。
数年前から、自分の中に二つの人格がいるような気がしていた。
二つの人格がいるという状態は一般的に「二重人格」と呼ばれる。
もう少し専門的な呼称ならば、「解離性障害」等の呼び名がある。
自分はここ数年の間、自分の中にいるもう1人の人格について常に考えてきた。
様々な方法を用いて調べた結果、可能性としては
「解離性障害の類い」
「統合失調症等の妄想の可能性(かなり低い可能性ではある)」
「ただの想像の世界」
「ただの現実逃避」
「ただの理想像」といった正体が見えてきた。
しかし、どれもピンと来るものがなかったのだが、唯一「解離性障害の類い」が近いと考えられた。
解離性障害というものは、基本的に人格が解離している間の記憶がないという状態にある。しかし、自分はもう1人の人格が出ているときの記憶はあるし、「自分は自分である」という感覚もある。
しかしながら、やはりそのもう1人の自分は自分ではない気もする。その一方で、やはり自分でもある気もする。
もう1人の人格が現れている間の記憶は保持されているから、やはり解離性障害ではないのかとも考えた。しかし、さらに調べていくと解離性障害には「憑依型」と「非憑依型」という2つのタイプがあるとわかった。
そしてどうやら自分の状態は、非憑依型に分類されるらしい。
非憑依型とは、
非憑依型はあまり明白にならない傾向がある。患者は自身の自己感覚や同一性が突然変化したと感じることがあり,おそらくは自分を主体ではなく,自分の発話,感情,および行動の傍観者であるかのように感じる。多くの患者では反復性の 解離性健忘もみられる。
↑
MSDマニュアルプロフェッショナル版より引用。
とのことである。
自分はこの「非憑依型の解離性障害(もしくは内在性解離)」という状態に非常に納得しているのであるが、そもそも病として認定したところで治療という行為を行うべきなのかがわからない。
何故なら、治療を行う=もう1人の人格が死ぬ
ということになるからである。
解離性障害について調べていると、2つの人格を統合するという認知行動療法のようなものが存在するとわかったが、2つの人格を統合するということはもう1つの人格を殺すということであるため、非常に恐ろしい。
人は病として認定された自分の状態を改善するために、基本的には治療などの方法を採るのであるが、果たして自分のこの「別人格の発現」を解離性障害もしくは内在性解離という病や病に近しいものとして認定し、治療を行うべきか否かわからないのである。
むしろ、このもう1つの人格を尊重して生きたいという考えすらある。
ちなみにこのもう1つの人格というものは非常に複雑な内部の状況を抱えている。
そして、現実世界で1人の「まともな大人」として生きていくためには、やはりこのもう1つの人格を殺さなければならないというのは正しい考えではあると思う。
別人格が死ぬなら自分も死ぬ。
ただ、それだけだと。
そして、自分のこの別人格の存在はきっと誰にも理解されない。
このままでは生きていくのは難しいだろうね。
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