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【山口県】萩で気付いたこと、ところ変われば文化が異なる

10月26日~29日、3泊4日で車で山口県に旅行に行きました。
富山県から山口県ってホントに遠いです!!片道10時間以上かかるのです。夫と2人で行きましたので、私も2割程度運転しました(笑)。
夫に感謝です。

交通手段は、新幹線が直通で通っているとか、飛行機があるとかあればいいのですが、とにかく不便なんです。金額と時間を考えると、やっぱり、車が一番便利。でも、疲れました、ホント。

初日は、朝3時に出発のかいがあり、14時頃に萩の松陰神社に着きました。
そうして、翌日の昼過ぎまで萩を堪能しました。萩の町で感じたことを書いてみようと思います。



萩の町並み

山口県って、本州の一番南端、海に囲まれているんですよね。そして、萩って、山口県の日本海側、島根県側の地域になります。

萩だけではないのですが、普通の家の屋根瓦が茶色のものが多いのです。明るい茶色。そして、屋根のカタチもお寺のような屋根が多く、二重三重の屋根もあって、ちょっと不思議でした。まぁ、でもこれは萩だけではなく、他の地域に行ってもそうでしたし、島根県に行ってもそうでした。

これは石州瓦というそうで、山陰地方の特徴なんだそうです。石州瓦は島根県で作られているようです。

石見地方の町並みを見ると、独特の赤茶色の屋根が広がります。
これは、島根県東部の出雲地方でとれる来待石から作られた来待釉薬の色です。高温で焼成できる石見の都野津層の土と来待釉薬で絶妙な赤色を生み出しています。

江津市地場産業振興センター より

富山県では珍しい茶色の瓦は、山陰地方では普通の景色だったんですね。

道路の街路樹が盆栽?

松陰神社周辺の、道路の街路樹が盆栽のようになっていたのです。

松ではないのか?、松の盆栽を大きくしたような街路樹で、すっごく不思議で気になり、地元の方に聞いてみたのですがわからず、誰もあまり気にしていないようでした。

これは松なのか?こんな木が街路樹として、車道の両脇に立っているのです(笑)

お墓の花入れに入れるものは?

萩に着いた日の翌日、10月27日は吉田松陰先生の命日でした。夫の知人に萩を案内してもらったのですが、吉田松陰先生の生まれた家の跡地に行ったり、お墓参りもさせてもらいました。

吉田松陰先生の生家跡地に建てられた石碑、第3代総理大臣の山縣有朋が建てたのですが、当時肩書を重視する文化だったのに、門下生としか書かなかったのだそうです。

そして、お墓参りをする時に気になったのは、まわりのどのお墓にも、何か緑の葉っぱだけが入っているのです。なんでだろうと思って聞いてみると、どうも神様に供える榊みたいなもので、仏様に供える緑のものという感じなんだそうです。あまり北陸ではなじみがないような気がしますが、地域的な違いなのか、宗派のちがいなのか、よくわからなかったです。

そして、緑の葉っぱの正体は、樒(しきみ・しきび)という濃い緑の枝葉で、それだけを備えるという風習もあるようです。

こちらも写真を撮っていなかったのですが、墓場ではあまり写真を撮りたくなかったというのも本音(苦笑)。

町の景観を守るために

萩のある決まった地域だけだと思いますが、町の景観を保つために派手な看板を控えているようでした。

ENEOSのガソリンスタンドは、赤ではなく、赤茶色でしたし、docomoやユニクロの看板も赤茶色でした。町の色になじんでいるようでした。

写真だと、伝わりにくいかもしれません。でも、薬局のコスモスも赤茶色になっていたし、セブン・イレブンも看板が茶色になっていました。

なんとなく不思議でしたね。そして、おもしろいなぁと思いました。

当たり前は、当たり前じゃない

私は、萩を訪れてみていろいろ面白いって思ったけれど、でも地元の人はあまり感じていないようでした。やっぱり住んでいると特別ではなくなってくるのでしょうね。

自分の身の回りにあるもので、当たり前と思っているものの中に、他の人から見たら当たり前でないものもあるのかもしれませんね。

そうそう、松陰神社を歩きながら、「これはなんだろう」と疑問をつぶやいていると道すがらいろいろとガイドをしてくれるおじさん?がいました。ガイドさんではなく普通に見に来たようですが、なんとなく地元の方の松陰先生への尊敬の気持ちを感じました。

そういう町の風土も、特別なのかもしれませんね。

明日は、松陰神社で学んだことを書いてみようと思います。

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