普通ってどういうことなんだろう
今年のvoicyフェス、初めて参加してみることにしました。毎年、どうしようかなと思いながら購入はしていなかったのですが、「参加してみないとわからないこともあるよね」って思って、思い切って購入。
そうすると、昨年の神回の放送が期間限定で聞けるというので、早速聞いています。芳麗さんと大愚元勝さんの対談のテーマは「普通ってなに?」。めっちゃ面白そうと思って聞いてみたら、かなり奥の深い話でした。
私の思う普通とあなたの思う普通は、きっと違うのだろうと思います。普通てなんなんでしょうね。
普通とは?
最近、個性とか、人と違うことに価値があるような考え方もありますが、人と違うこともみんながすればだんだん普通になってしまう。例えばピアスも最初は人と違うこととして始まったかもしれないけれど、している人が多くて普通になったというような話をされていました。
確かに・・・普通って時代とともに変わってきているということですね。
そして、やっぱり人により、家庭により、普通って違ってくるような気がするのです。
例えば、大学を出て、結婚して、子育てをして・・・ということが普通なのであれば、「大学に行かないことは普通ではないの?」「結婚しないことは普通ではないの?」。これも時代により大きく変わりますよね。昭和初期などは大学に出ることなんでほんの一握りの人だったわけで。結婚も、今は未婚率が高くなっています。
子どもを産み育てることも、障害のある子を産んだ時、子育てしていく中で子どもが不登校になった時、これは普通じゃないからダメなのか?決してそんなことはないはず。
自分の中の普通から、自分が外れてしまった時に初めて普通じゃないことと向き合うことになるっていう話もしていて、確かにって思ったんですよね。
普通が普通じゃなくなった時
私、看護師をしています。学生の時、もう30年以上前のことですが、病院のほぼすべての科に実習に行くんですけど、その時、精神科病棟の実習が3週間あったんです。
精神科病棟では、いろんな執着を持っている人がいたりして不思議な感じを持ちました。もちろん学生なので比較的落ち着いた患者さんの対応をしていたのですが、実習を重ねるとだんだん不思議な行動がそんなに不思議に思わなくなり、正常と異常の違いってなんだろうってすごく考えたことを思い出しました。
これは疾患も関係するので、ちょっと違うかもしれないけれど、普通とそうじゃないことの違いって、そんなに大きくないんじゃないかって思うんですよね。
結局、人って身につけるものをすべて取ってしまえば同じ人間ですし、もともとみんな違うんですよね。顔のパーツも違いますからね。
普通でいいんじゃないか
普通ってあんまりいい意味で使われないような気がするけれど、そんなに人と違うこととか、個性みたいなものを出さなくても、ちゃんと自然に生きていくだけで、普通に生きていくだけでいいんじゃないかって思うんですよね。
最近は、職場とかで、普通の人が少なくなってきたというフレーズを聞くことも増えてきたように思うんですよね。個性的な人が多くなってきたという意味なんでしょうね。
私自身、すごく普通の人だと思うし、普通すぎて若い頃はつまんない人間だなぁって思ったこともあるけれど、今は、そんな自分が好きだったりします。普通っていいことなんじゃないかって思うんですよね。
そんなに肩ひじ張らずに、普通に生きていきたいものです。