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【詩】散歩道

ただなんでもない日に
なんでもない夕暮れの道
人が創り出せない
折り重なる色の絵が空にあって
そばにあなたを感じたまま
それに見惚れる

たわいもない話も笑い声も
風の音を聞く沈黙も
穏やかに流れる時間は
刻々と色を変え静けさへ向かう

ふいに手を取って確かめる
来た道を戻ればまた違う景色
遠くをモノレールが渡っていく
夕涼みしている人たちの憩いも
手を強く握るほど愛おしい

一緒に歩く道が、創り出されるすべてが
愛おしく刻々と流れてゆく

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