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普通の高校教師が、外国につながりのある子どもに日本語を教えるようになった②拗音

初支援の日、担任の先生が学級でわたしの紹介をしてくださった。ありがたい。

音楽室準備室を日本語教育部屋にしてくださった。チャイムが聞こえる部屋かわからなかったので、アラームを設定して授業開始(案の定、1時間目終わりは聞こえなかった)。

前回、コーディネーターさんが指導してくださった箇所とかぶる内容もあったので、サクサク進めた、つもりだったが、意外に時間が経っていた(予定の半分も進めなかった!)。初回なので大目に見よう、自分を。

五十音は全部発音できた。来日して3週間、担任の先生や周りの日本人の方が教えてくれたのかな。どっちにせよ、えらい。

濁音(がぎぐげご…)
半濁音(ぱぴぷぺぽ…)
も読めた。えらい。

拗音(きゃ、きゅ、きょ)
でつまずいた。
き、や き、や き、や
きや、きや
きゃ
の順で一緒に発音して、慣れてもらう。次回は言えるかな?

最後に「がんばりノート」(コーディネーターさんに前回教えてもらい、担任の先生が準備してくださった。1回授業が終わるとシールが一個貼れる)に名前を書いて、付属のシールを選んでもらう。沢山の動物イラストシールの中から「うさぎ」を0.5秒で選んでくれた。
わたしの準備したシールも数冊あり、提示したところ、

これ

ふわふわ黒猫のシールを指差す。「いいよ」とはがそうとしたら、

small one

(彼は簡単な英語を話す。)同じ形の小さいサイズがあったのを見つけてそちらを指差す。なんと!性格いい!

授業が終わり、一通り挨拶も終わり、担任の先生に連れられて立ち去り際、咄嗟に口から言葉が出た。

バイバイ、Aくん!

即返答してくれた言葉が

さようなら

だった。
日本人が英語を話し、外国人が日本語を話す、というありがちな現象が起こる。五十音と同様、挨拶も既に教えてもらっていた様子だ。

以上が初日の模様だが、担任の先生にも恵まれて、穏やかなスタートをきれたと思う。

どなたかの、何かのお役に立てれば幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。

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